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教室で心肺停止になった男児を先生たちが救った件について

ニュース

皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2020年9月24日に起きた

『教室で心肺停止になった男児を先生たちが救った件』についてです。

 

それでは、早速見て行きましょう。

概要説明

まずは、事件の概要の説明からさせていただきます。

2020年9月24日午後0時20分ごろ、宮崎市江南4丁目の市立江南小学校にて、教室で給食の食器を片付けていた心臓に疾患がある男子児童が突然倒れ、心肺停止の状態となりました。

その瞬間を見た担任の別府貴裕先生は、すぐさま倒れた男子児童に駆け寄り、声をかけましたが反応が一切ありません。

当時のことを別府貴裕先生は、「バタッて倒れて…え?となって。顔の色が違って、もう真っ白で。目もバッて開いていたので、これはやばいと思って…」と振り返っています。

そんな心境の中、平静を装いつつ、すぐにそばにいた児童たちに職員室へ連絡するように指示し、「田上先生、来て下さい!」と隣の教室の担任である田上政宏先生を大声で呼びました。

大声で呼ばれた田上政宏先生はすぐさま隣の教室から駆けつけ、「まずは気道確保。大丈夫、落ち着いて。心臓マッサージを始めます!」 と落ち着き払って心臓マッサージを始めました。

実は田上政宏先生は、以前友人がサーフィン中に溺れ、心臓マッサージを施し、救助した経験があったそうで、今回はそれが生かされたようです。

その一方で、職員室にいたところ生徒から連絡を受けた黒木静香先生が、職員室に設置されていたAEDを教室まですぐさま届けると、近くの教室から駆け付けた隈本加津美先生がAEDを操作し始めました。

隈本加津美先生が男子児童にAEDの電極パッドを装着し、電気ショックを与えた後、田上政宏先生が心臓マッサージを再開。

騒ぎを聞きつけた養護教諭の吉瀬恵子先生が児童の名を呼びかけていると、男子生徒は意識を回復させたようです。

吉瀬恵子先生は、「本当に数分も経たないうちに、パッと目が開いてぶわ~って泣き出したので、『あ~戻ったね、良かったね』って。」と当時の状況を振り返りました。

これは救急隊が駆け付けるまでの約15分間の出来事でした。

その後、騒動が起きてる中、久木元成行先生の行った119番通報により駆け付けた救急隊に、男性教員らが児童を担架で運んだ後、男子生徒を引き渡しました。

男子生徒には後遺症はなく、現在も通学しているそうです。

この対応に多くの称賛の声が上がっており、後に男子生徒を診断した医師からは「後遺症が残らなかったのは奇跡に近い」と絶賛されたそうです。

その他にも江南小学校には激励のメッセージが県内外から10件ほど届いたそうで、「先生方の勇気ある適切な対応に胸が熱くなりました」と4歳児を持つ東京の男性からメッセージがあったり、復興庁の職員からも「迅速で落ち着いた行動が倒れられた子の命を救ったのだと思います」との言葉があったりしたそうです。

助かった男子生徒の保護者からも「息子の通う学校が本当に誇らしいです」という褒め言葉とともに感謝の言葉を贈られたそうです。

では、なぜここまでスムーズな救助活動ができたのでしょうか。

実は4年前、心疾患のある児童が通学している江南小学校に、応急手当普及員の資格を持つ吉瀬恵子先生が赴任したことをきっかけに、吉瀬恵子先生主導のもと、男子児童に「もしも」のことがあった場合を想定しながら実践的な訓練を実施していたそうです。

直近では2020年6月に実施しており、教職員46人のうち約30人が参加していたそうです。

その当時の想定としては男児が授業中に心臓発作を起こしたという設定で行っていたようで、担任の別府貴裕先生が異変を知らせ、教員たちが一人一役で119番通報やAEDの操作、他の児童の誘導を練習したそうです。

今回はその訓練が存分に生かされたようで、訓練の主導者である吉瀬恵子先生は「私が現場に到着したとき、すでに男児に電極パッドが装着されていた。素晴らしいチームワークだった。」、「何よりも生徒たちがひと言もわめくことなく、きちんと想定通り。ほかのクラスにちゃんと移動ができたんです。だから、子供たちも素晴らしかった。」と今回のことを評価していました。

ただ1つ戸惑ったこともあったようで、AEDを操作していた隈本加津美先生は「学校に設置されたAEDは、訓練時に消防から借りたものと機種が違っており、電極パッドのコードが最初から本体に接続されているタイプだった。落ち着いていればわかることだが、急いでいてすぐに判断がつかなかった」と振り返っていました。

今回のことを受け、市は江南小に勤める久木元成行教諭、別府貴裕教諭、隈本加津美教諭、黒木静香講師、田上政宏講師、吉瀬恵子養護教諭の男女6人に感謝状を贈りました。

ネットの反応

日頃の先生方の危機管理が命を救ったのだと思います。

児童が助かって良かったです。

目の前で懸命に救急処置をした先生の姿はこのクラスの子供達にとって生涯忘れない貴重な光景だったと思います。

落ち着いて対応なんて中々出来る事じゃないと思います。

咄嗟に対応できるのは素晴らしいと思います。

情けない大人のニュースばかりが聞こえてくる中、子供にはやはりこういう姿を見せたいものだと背筋が伸びる思いです。

関わった先生方や皆さんの日頃からの意識の高さと、尊い人命を守ろうとする情熱がとっさの行動に繋がったのだと思います。

焦りもあったでしょうが、適切に動けたことは素晴らしいです。

子を持つ親として感謝しかない。

先生方の迅速かつ的確な対応で大切な子供の命を救った事に、人間としての敬意を表し、かつ尊敬の念を評じます。

私が思うこと

では、ここからは私が思うことをお話していきたいと思います。

今回のニュースは、心肺停止した男子生徒を先生たちが救助したというものでしたが、このニュースに関しては「素晴らしい」という言葉以外見つからないですね。

私だったら精々できても119番通報くらいで、その後はきっとその場でわたわたしちゃって、どうにもできないままになってしまいそうです。

そんな混乱してしまいそうな状況の中で、ここまで冷静かつ迅速に連携した救命活動ができたことは、驚きを覚えるとともに、本当に素晴らしいと思います。

そこには、一人ひとりの先生方の日ごろの訓練や意識の高さがあったからこそ、今回このような対応ができたのだと思います。

やはり、日ごろの訓練や意識の高さというのは本当に大事なんだなと痛感させられました。

そして、それは先生方だけではなくクラスメイトの生徒さんも同じだと思います。

クラスメイトがいきなり倒れたなんていったら、普通だったら、恐怖で泣いてしまう子が出てしまいそうなものですが、今回そんな素振りもなく、冷静に職員室に連絡したり、他の教室に移ったりとしていたとのことですからね。

きっと普段からこういう状況になるかもしれない、ということを教わっていたのでしょうね。

それを実践することができたクラスメイトの生徒さんも素晴らしいです。

何より、今回救助され無事だった男子生徒さんも助かって良かったですね。

こんないい先生やクラスメイトを持てたことが不幸中の幸いだったと思います。

きっと男子生徒さんも誇りに思うことでしょうね。

まとめ

さて、今回取り上げさせていただいたニュースは、

『教室で心肺停止になった男児を先生たちが救った件』についてでした。

 

今回はTwitterで話題にあがっているのを見て良いなと思ったので、普段と違って明るいニュースを持ってまいりました。

やはり、暗いニュースよりも明るいニュースの方が良いですよね。

今回の記事を見て、日本もまだまだ捨てたものじゃないなと思いました。

そして、「私が思うこと」でお話しましたが、日ごろの訓練や意識の高さが大事であることも感じさせられました。

このご時世、いつこういう状況に出くわすか分からないですからね。

そういう訓練や意識を持っておくことは決して無駄ではないと思いますので、皆さんも是非身に着けておくといいかもしれません。

私もわたわたしないよう、いざという時に備えておこうかなと思います。


今回のニュースはこれで終わりです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。

それでは、さようならー。

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