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岩手県、雨の中の1人旅-最終日-

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皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨ともうします。

 

さて、今回も前回、前々回に引き続き岩手県での旅行のお話をしていきたいと思います。

もし、前回、前々回のお話を見ていない方は、是非そちらからご覧ください!

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今回でこの旅も最終日。

どのような旅になったのでしょうか。

それでは早速見ていきましょう、どうぞ!

最終日の朝

相も変わらず、スマホのアラームで起きた朝6:00。

今回の宿泊先は、カーテンが開けられない部屋だったようで、外の様子は確認できませんでした。

まあ、ひとまずは眠気覚ましに朝風呂へ。

やはり、この宿泊先の温泉は非常に気持ち良いですね、いつまででも入っていたくなります。

ただ、そんなに浸かっていたらゆでだこ状態になってしまいます。

まだ入っていたい気持ちを抑えて、温泉を後にしました。

その後、朝ご飯を食べ、部屋に戻って宿泊先を出る準備を進めました。

それにしても『朝起きたら1番最初にやるといいことは、太陽の光を浴びること』とよく言いますが、本当にそのようです。

カーテンが開けられず、太陽光を浴びれなかったせいか、朝風呂にも入って、朝ご飯も食べているのに、どうも眠気がとれません。

それに心なしかお腹の調子も良くないように感じました。

しかし、弱音なんて言っていられません。

何しろ今回でこの旅は最終日。

最終日の旅は三陸海岸沿いを下っていくという予定で、回りたいところを全て回り切りたいあまり、予定はぎゅうぎゅうです。

それに暗い最終日なんて旅として最悪です。

私は気持ちを切り替え、出発準備が整い次第、すぐに宿泊先を後にしました。

時刻は8:00。

テックアウトを済ませ外に出てみると、昨日止めた車庫のような場所には、既に車が用意されておりました。

今日はどんな旅になるのかというドキドキ感と、予定通り全て回りきれるのかというハラハラ感を背負い、車を発進させ、最終日の旅が始まりました。

アンモ浦展望台

車を発進させると、曇り空から雨がポツポツと降ってきました。

最終日は生憎の雨となってしまいましたが、まあ、ポツポツなので妥協点かなと開き直りました。

 

そんな心境で最初に向かったのは、宿泊先から車で約2時間の『アンモ浦展望台』。

 

予定を組んだ時、まさか本当に2時間かかるとは思っていませんでした。

しかし、走ってみてなんとなくその理由が分かりました。

出発地点の盛岡市から三陸海岸沿いまで行くと、岩手県を横断する形になるのですが、岩手県って山が多いのですね、山を3つも4つも登ったり下ったりしないと辿りつかないんですよ。

しかも、山道だから単純に登ったり下ったりだけではなく、くねくねとした道のオンパレード。

車のスピードが落ちるだけでなく、山が多くて心身共に疲労する道のりです。

だから、普通の平坦だったらすぐ着く道のりでも、約2時間もかかってしまうのです。

 

ポツポツと降る雨の中、長く険しい道のりを何とかクリアし、やっとのことで辿り着きました。

 

さて、ここ『アンモ浦展望台』は私が調べた感じだと、三陸海岸の中で最北端にある観光スポットになると思います。

そのため、ここから南の方角には、三陸海岸ならではの「リアス式海岸」が続いている様子が望むことができます。

初めて生で見るリアス式海岸はとても圧巻でしたね。

なかなかないですからね、あんなにでこぼこした形で岩壁が連なっているところを見るのは。

今回の旅はこんな変わった形の海岸を望んでいくことになりそうです。

北山崎

さて、続いてやってきたのは『アンモ浦展望台』から約10分、『北山崎』です。

ここは結構有名な観光スポットのようで、団体旅行をされている方やご家族で来られている方なんかが多かった印象を受けました。

そんな『北山崎』では、先ほどの『アンモ浦展望台』よりも「リアス式海岸」を感じられる光景が望めます。

何しろ、先ほどよりも望める岩の数が多いですし、洞窟のような造りの岩が段々と連なってる光景も見られたりしますからね。

更に、ここは有名観光スポットなだけあって、リアス式海岸のでき方や岩の説明などが書いてあったり、海岸や海を一望できるスポットが3つほどあったり、お土産屋さんがあったりといろいろと豪華な?場所でした。

それにしても、こうして見てみると、険しい岩壁が連なっていてすごいですよね。

洞窟のような岩も下をくぐってみたくなります。

鵜の巣断崖

『北山崎』の後は、これまた有名観光スポット、車で約50分ほど走らせた所にある『鵜の巣断崖』。

ここは、その名の通り「鵜」という鳥の巣に似たような形をしたリアス式海岸の岩壁が見ることができるスポットです。

とはいえ、私は鵜の巣をみたことがありませんし、何なら鵜という鳥自体見たことがありません。

なので、似ているかどうかは分かりませんでした。

しかし、先ほどのようなごつごつとした岩壁とは違く、丸みを帯びた岩壁となっており、優しく包み込むような感じがして、どこか可愛さを覚えました。

しかも、そんな岩壁がいくつも連なっていることが先ほどの場所より分かりやすく、素直に感動しましたね。

熊の鼻展望台

車で約30分ほどかけ向かった4つ目の場所は、『熊の鼻展望台』です。

こちらも鵜の巣断崖同様、その名の通り、まるで「熊の鼻」かのような形をしている岩壁がある場所です。

行く前、事前に写真で一度見てみたのですが、見る限りは熊の鼻には見えず、ん?となったのですが、面白そうなので行ってみることにしました。

で、実際行って見てみると、確かに熊の鼻っぽい感じで、思わず「あ~、なるほどね。」と言ってしまいましたよ。

これね、実際行って、写真を撮って分かったんですが、目で見ると熊の鼻って分かるのに、写真じゃ伝わりにくいんですよね。

というのも、この岩壁、結構立体感っていうものが大事になってくるんですが、写真で撮るとどうも平面的になってしまうんですよ。

だから、私も体験しましたが、写真で見ると、ん?ってなるのに行ってみると、あ~。となるんじゃないかなと思います。

にしても、見ても「なるほどね。」となる程度なのに、これを熊の鼻だって思った人すごいですよね。

もはや想像力の鬼ですよ。

そんなことをふと見た後に思ってしまいました(笑

三王岩

『熊の鼻展望台』で少し笑った後は、約15分と案外近い場所にある『三王岩』です。

この場所では、3つの大きな岩が見ることができ、それぞれに名前がついているみたいですね。

確か一番大きい岩が男で中くらいのが女だとか。

よく夫婦岩とかありますけど、それと同じ感覚なんでしょうね、きっと。

因みにこの岩を見物できる箇所は3つほどあって、一番近い場所だと岩のすぐそばにある浜辺まで下りることができます。

一番遠い場所だとそこまで大きく感じられなかった3つの岩も、一番近くまで寄ると結構デカく感じられました。

そういえば、浜辺に下りた際に1つ気になった点がありまして、結構多くの石が落ちていたのですが、至る所に積み石がされていたんですよね。

積み石というと、「子どもが幼くして亡くなると、その子どもが霊になって夜な夜な積み石をする」なんて有名な話がありますが、この場所はつまりそういう場所なんですかね?

それとも単に観光客が映えるからとしていったものなんですかね?

私は特に霊感がある訳ではないので真相は謎のまま、少し気になったポイントでした。

浄土ヶ浜

さて、最終日の旅も後半、6つ目に向かいましたのは『浄土ヶ浜』です。

こちらも岩手県の有名観光スポットですね。

雨がぱらつくといった感じで天候は悪く、海には少し不向きな感じではありましたが、やはりそこは観光スポット、結構多くの人がいました。

なんせ、私が駐車場に向かっていたら後ろに2、3代ほどいましたからね。

それほどまでに有名で人気なスポットらしいです。

ここは不思議な造りで、観光センター?のエレベーターに乗って下に行ってから、浜辺まで少し歩くシステムのようです。

最初、車を降りて辺りを少し探しても階段もなかったので、あれ?と思ったのですが、地図案内版を見たらそういう感じのようでした。

少しばかり驚きです。

そして、エレベーターで下まで下って、少し歩くと海を眺めるためのテラスがありました。

どこかオシャレですね。

また更に歩くと、なんと大量の鳥が餌に群がっていました。

鳥の正体はどうやらウミネコのようです。

ここではウミネコへの餌やりができるようで、すぐそばのお店で売っておりました。

まあ、私はやりませんでしたが(笑

ここのウミネコは毎度毎度餌を与えられているのか、非常に人馴れしており、結構近くで写真を撮っていても逃げることはなく、非常に撮影が楽でした。

とはいえ、あまり綺麗には撮れませんでしたがね(苦笑

思う存分ウミネコを撮影したところで、浄土ヶ浜へ……

と思ったのですが、なんと生憎の天候のせいで本来通れる道が通行止めとなっていました。

海も結構荒れていたので仕方ないかなと思い、帰ろうとしたところいい情報が!

なんと近道の道が通れないだけで、車道から行けば浄土ヶ浜まで行けるとのこと。

良かったあ、と安堵し、私は車道をてくてく歩き始めました。

でも、やはり近道が開設されるだけあって、車道から行くと結構長かったですね。

約15分ほどかかりましたよ。

それでも、かの有名な浄土ヶ浜を見たいがために、何とか歩き切りました。

すると、写真でよく見る浄土ヶ浜の光景がそこにはありました。

やはり、有名なだけあって綺麗な場所でした。

なんというか、どこか落ち着きがあって、それでいて目の前の大きな岩の威圧感があって、でもやはり綺麗で、何とも言えないそんな感覚がしました。

なんか少し黄昏たくなるような、そんな場所でした。

それにしてもなんで『浄土ヶ浜』って言うんですかね。

やはり、仏教か何かに関係があるのでしょうか?

そんな疑問を抱きつつ、浄土ヶ浜を後にしました。

昼食&お土産探し

さて、ここまで6つの場所を訪ねてきましたが、旅の予定も残すところあと1箇所。

ここまでお伝えしてきた岩手県の旅も、あともう少しで終わりになります。

しかし、私はまだ岩手県の海の幸を食べておりません。

ということで、もう時刻は午後3時を回りそうですが、ここで昼食をとることとしました。

そして、向かった先は浄土ヶ浜から車で約15分の場所の『宮古市魚菜市場』さんです。

ここの中にある海鮮丼屋さんはテレビにも出たことがあるようで、結構有名な場所のようだったので元から予定に入れていました。

私は宮古市海鮮丼のようなものを頼みました。

値段は1,500円ほど。

マグロやサーモンはもちろん、海老やタコ、イクラなど様々な魚が乗っていました。

非常に食べ応えがあり、一緒についててきたしじみのお味噌汁とともにとてもおいしかったです。

ごちそうさまでした!

 

昼食を済ませた後は、次の目的地を目指しつつ、お土産をということで「カモメのたまご」の本店『カモメのテラス』へ向かいました。

私も岩手県に来て初めて知ったのですが、実は「カモメのたまご」って岩手県に工場があるようで、いわば岩手県は「カモメのたまご」の出身地なのです。

それをお土産を探している時に初めて知りまして、折角近くに寄るならと、本店に行ってお土産にすることにしました。

とはいっても、地元・茨城県でも売っているんですけどね(苦笑

まあ、いいお土産話になるかなと思い買ってきました。

……それだけです、特にオチがなくてすみません(汗

碁石浜

さて、この岩手県の旅、最後の目的地として向かったのは『碁石浜』です。

この碁石浜は、その名の通り、浜辺に広がる石が碁石のように丸いことで有名です。

しかし、生憎、私は特に石には興味はなく、単純に景色が綺麗だからという理由できました。

そして、この旅最大の奇跡がこの場所で起こりました。

なんと……奇跡的に晴れ間が現れたのです!!

もう時刻は午後5時に近いですから、夕焼け空に近いですが、むしろその色合いがネットで見た写真よりもとても綺麗に見え、非常に感動したことを今でも覚えています。

なんだかんだ、この場所が一番綺麗に映ったかもしれません。

旅を終えたくないという気持ちがある中でのこの景色による感動。

もう泣きそうでしたね。というかちょっぴり泣いてました。

そんなもの凄く綺麗で感動した碁石浜を最後に、この旅を終えることとなりました。

帰路-旅の終わりに-

さて、これにて「岩手県、雨の中の一人旅」も全日程終了となりました。

あとは茨城に帰るだけです。

まあ、旅は帰るまでが旅と言いますから、気を引き締めて帰ってきました。

 

帰りの高速では、この旅のことを思い返していました。

 

初日、行くかどうかもあやふやで始まったこの旅は、予想通りの雨から始まりました。

憧れていた平泉の町並みは雨色に染まり、私も案の定びしょ濡れに。

それでも世界遺産なだけあって、雨に降られながらも綺麗な一面を見せてくれました。

 

二日目、雨に降られることなく曇り空の1日。

山を登ったり、公園を回ったり、何かと歩くことの多かった日でした。

お目当ての山の風景などは綺麗に見れませんでしたが、小岩井農場で見た牛や羊の可愛さや、牛肉やソフトクリームの味は本当に良いものでした。

わんこそばにも挑戦し、夜景も綺麗に撮れました。

 

そして、最終日。

少しばかりの雨が降る中、回った三陸海岸沿いの道は、山々に囲まれ非常に険しい道のりでした。

その道のりを越え、この地域でしか見られない「リアス式海岸」の様子を見ることができました。

鵜の巣や熊の鼻といった少し変わった形をした岩もあり、ユーモアに富んだ印象も受けました。

そして、この旅の最後の最後で奇跡的に晴れてくれたあの空の色。

帰りたくない気持ちの中で見たあの色は、非常に感動的な色をしていました。

 

非常にいい旅の思い出ができたと思います。

 

ありがとう、岩手県。そして、さようなら。

 

そんな感動的な思い出を振り返って約2時間。

まだ、私は宮城県の北よりの方にいました。

そう、行きは5時間かかっていますから、帰りも当然そのくらいはかかります。

帰りに要する時間は、なんと6時間です。

1日の1/4を費やして、今帰宅しているのです。

2時間も経てば、帰りたくないという意思はどこかに消え失せ、むしろ一刻も早く帰りたいという気持ちに切り変わります。

人間の感情というものは不思議ですね。

でも、漁りは禁物です。

疲れている中の高速道路とは非常に危険で、もの凄い睡魔が襲ってくるのです。

その中で焦ると余計危険になるので、絶対に焦らないようにしておりました。

私は旅で疲れているのにも関わらず、この6時間の運転で酷使しているこの体を、睡魔と疲れから解放するようにパーキングエリアで休めつつ帰路につきました。

 

自宅に着いた頃には既に午後11時を回っておりました。

私は旅と運転で疲れたその体で、車の荷物を降ろし、家の扉を開きました。

「ただいま。」

そう言ったのは実に3日ぶりのことで、たった数日の話なのに、なぜか懐かしさの中に安堵を覚え、「岩手県、雨の中の一人旅」の全日程が完全終了となりました。

ということで、岩手県の旅、3日目の日程も終了し、この旅の全日程も終了となりました。

3日目の旅は、日本の中でも珍しい「リアス式海岸」を眺めていく旅となりました。

でこぼことしたその形状に圧巻という印象を強く受けましたね。

また、様々な形の岩壁があり、非常にユーモアに富んだ場所でもあった印象も受けましたね。

晴れていたらもっと気持ちの良いドライブになったんじゃないかな、と思います。

それは全体を通してもそうで、今回の旅はタイトルにもある通り、雨・曇り・雨と天気には恵まれませんでしたからね、また晴れたタイミングで行ってみたいなと思いました。

とは言え、最後の最後で綺麗な空を見ることができて、本当に感動しましたし、良かったなと思います。

でも、まあ、岩手県は本当にいい土地でしたね。

自然に富んでいて、食べ物もおいしく、景色もいい土地だと思いました。

本当にまた来たいところでした。

 

最初は迷っていた旅ですが、最終的には行って良かったなと思える旅になりました。

これを見てくれた皆さんにも、楽しさが伝わってくれたら嬉しいなと思います。

そして、是非とも岩手県に足を運んでみてください!

きっと楽しい旅になると思います!

 

それでは、ここまで旅の記録を見てくれてありがとうございました!

これからも旅のブログも書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!


さて、今回はここで終わらせていただきます。

今後もこういった趣味のお話や私の独り言をブログに記していきますので、気に入っていただけたら再び足を運んでくれたら嬉しいです。

それでは、皆さんまたお会いしましょう。

さようならー。

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