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アニメ『氷菓』の21話がものすごく沁みる件について……

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皆さん、おはこんばにちは。

雨宿時雨と申します。

 

今回で第7回目の時雨ブログ。

今回のお題は、アニメ『氷菓』、その中でも21話をピックアップしてお話していきたいと思います。

 

皆さんは『氷菓』見たことありますか?

アニメ好きの方なら見たことなくとも、名前くらいは知っている方も多いと思います。

この作品は実写化もされていますので、もしかしたら、アニメ好きでなくとも知っている方がいらっしゃるかもしれません。

私自身、結構な数の作品を見てきたつもりですが、その中でも飛びぬけていい作品だと思います。

 

そのくらい名作の『氷菓』ですが、知らないという方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にあらすじだけ紹介させていただきます。

物語の主人公・折木奉太郎は省エネ主義を掲げ、『やらなくていいことはやらない、やらなければならないことは手短に』をモットーに学生生活を送る高校1年男子。

彼の通う神山高校は『部活が盛ん』で有名な学校であるが、当然、自ら部活に生を出そうとはしなかった。

しかし、彼の姉かつ神山高校古典部OB・折木供恵から「部員が1人もおらず、このままでは廃部になってしまう」と古典部へ入るよう促され、泣く泣く入部することとなる。

「学校内に1人の空間が作れる」とあくまで後ろ向きなプラス思考で部室を訪ねると、そこには既に彼と同学年の女子・千反田えるが一身上の都合により古典部へ入部していた。

彼女は謎めいた出来事が大好きで「私、気になります。」が口癖の好奇心旺盛な少し変わった女子。

更に、奉太郎と腐れ縁のような関係の福部里志、奉太郎と幼馴染で里志に好意を寄せる伊原摩耶花も古典部へ入部し、合計4名で活動目的が不明なまま古典部の活動を始める。

そしてその活動の中で、えるの好奇心に飲み込まれた奉太郎が、日常で起こる様々な謎を解き明かしていく、という一風変わったミステリー推理作品となっている。

以上があらすじになります。

この作品、実はアニメ原作ではなく、小説が原作となっておりまして、原作の方では推理小説という扱いになっております。

私は、原作は読んだことはないので何とも言えませんが、アニメの方は全話視聴し、何度もリピートしていますので一言言わせていただくと、一応アニメの方もミステリー推理作品とはなっており、推理もしっかり行っていますが、どちらかといういうと、主人公やその周囲の人のラブコメ的要素であったり、成長譚であったり、何というか青春ど真ん中の迷いや不安、葛藤をメインとして描かれた物語っぽい印象を受けます。

なので、あらすじを読んで推理物だと意気込んで見てしまうと、『あれ?』となってしまうかもしれないので要注意です。

ただ、内容はすごく面白く、アニメ制作会社が京アニということもあり絵もすごく綺麗なので、気になった方は是非1度見てみてください。

 

まあ、そんなことはさておき、本題に入っていこうと思います。

私が今回お話させていただきたいのは、前述したとおり、21話のお話です。

 

あ、因みにここからは、もしかしたらネタバレ要素も入ってくるかもしれませんので、ネタバレ注意でお願いしますね。

 

一応、内容をざっと簡単に説明します。

この話はバレンタインデーの話で、里志と伊原の2人がメインになります。

あらすじの中にもあったように、伊原は里志に好意を寄せています。

当然、伊原は里志にチョコを渡すことになりますが、実は伊原は中学の頃から里志に好意を寄せており、奉太郎らが中学3年、つまりは去年のバレンタインにも伊原は里志にチョコを渡しています。

しかし、里志はそのチョコに難色を示し、受け取りませんでした。

そんな去年の屈辱を果たすべく、千反田と共に最高のチョコを作ることを決意し、今年のバレンタインに臨みますが、古典部の部室に置いておいたはずのチョコが盗まれてしまう事態となってしまいます。

今回のお話は、そのチョコを盗んだ犯人を奉太郎、千反田、里志で探していくという内容になっています。

ネタバレになってしまいますので、犯人の言及は避けたいと思いますが、今回の話において何が一番私の胸に沁みたのかというと、この話の中で出てきた里志の言葉です。

それが以下の言葉になります。

 

里志「奉太郎は、僕をこだわり派の人間だと思うかい?」
奉太郎「趣味人だとは思う。」
里志「そこが誤解だよ。そういう人はね何かに打ち込んで、その分野では誰にも負けたくないと思うんだ。」
奉太郎「お前は違うのか?」
里志「違うね。僕は第一人者にはなれない。だけどね、正確に言うなら、なるのをやめたんだ。」
~中略~
里志「昔の僕は勝ちに勝ちたがって、色んなことにこだわった。つまらなかったね。それだけ勝ちたがって勝っても、つまらないんだから始末に負えないだろ?面白い勝ち方をしなきゃ面白いものか。で、僕はそれに飽きた。こだわらないことにこだわるようになったんだ。」

 

以上が里志の言葉になるんですが、この言葉の何に引かれたかというと、私自身がものすごく共感できる言葉だったというところですね。

特に『僕は第一人者にはなれない。』というところを聞くとすごい刺さるんですよね。

 

自分を『里志と同じ』とか『里志のようだ』とかそんなおこがましいことは言いませんが、私もどんな物事でもある程度、平均並みにはできてしまう節があります。

これは自慢でもなんでもなくて、むしろ私の嫌なところだと思っています。

皆さんは平均的にできるのが羨ましいと思うのかもしれませんが、どんなに努力しようと平均止まり、精々中の上、上の下くらいで止まってしまいます。

努力が足りないと仰られる方もいるかと思いますが、「努力なんて根性論で語られても……」と思ってしまいます。

そういう精神だからでしょうか、里志の言葉である『僕は第一人者にはなれない。』というその言葉がものすごく刺さってしまうのです。

心に入り込んですごく沁みるのです。

 

里志は自らの意思で第一人者になることをやめ、こだわらないことにこだわるようになりました。

しかし、私は未だその先の答えが出ていません。

ただ、まだそこに可能性が残っているのなら、第一人者になるための道を諦めきれないのが実情です。

だから、今のところはそこで止まらず、前に進んでいこうかなと思っています。

 

ということで以上なんですが、なんとも落ちもなく、湿っぽい終わり方になってしまいました。

そして、作品の紹介ばかりで、気づけば私の意見はほとんどない状況……。

さらにさらに、肝心の意見は事実上あまり物語とは関係のないもので、しかも薄い……。

……いや、……なんか、……大変申し訳ないです。

 

ただ、21話を見ていると、上記のような考えが頭の中をぐるぐる回ってしまうというのを、どうしても伝えたくて書いてしまいました。

許してください。悪気はなかったんです(てへぺろ!)

 

まあ、こんな茶番はおいといて、本当に『氷菓』はいい作品ですので是非見てみてください!

 

他にも紹介したい『氷菓』の話やその他のアニメの話もありますので、今後も乞うご期待ください。

 

 

PS:里志の口癖は『データベースは結論を出せない』で、今回の話を聞くとどこか寂しいですよね。


さて、今回はここで終わらせていただきます。

今後もこういった趣味のお話や私の独り言をブログに記していきますので、気に入っていただけたら再び足を運んでくれたら嬉しいです。

それでは、皆さんまたお会いしましょう。

さようならー。

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