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保育園の送迎バスに9時間も閉じ込められた男児が熱中症で死亡した件について

ニュース

皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2021年7月29日に起きた

『保育園の送迎バスに9時間も閉じ込められた男児が熱中症で死亡した件』についてです。

 

それでは、早速見ていきましょう。

概要説明

まずはニュースの概要の説明からさせていただきます。

2021年7月29日午後5時20分ごろ、福岡県中間市中間にある私立双葉保育園の送迎バス内にて、意識がない5歳の男の子が発見され、その後に死亡する事件がありました。

今回死亡が確認されたのは、福岡県中間市に住む倉掛冬生くん(5)で、2021年7月29日朝8時ごろ、冬生くんは自宅前に迎えに到着した登園用の送迎バスで登園しました。

登園当時の冬生くんの状態は、普段と変わらず元気に挨拶をして送迎バスに乗り込んだそうです。

そして、2021年7月29日午後5時過ぎごろ、降園用の送迎バスが普段通りの場所に到着し、冬生くんの母親も冬生くんの帰りを迎えましたが、車内には冬生くんの姿はありませんでした。

不審に思った冬生くんの母親は、送迎バスに同乗していた保育園職員に「うちの冬生は?」と尋ねたところ、「冬生くんは本日来ていませんよ」と返されたそうです。

送迎バスに乗り遅れた可能性もあるため、保育園にいる職員に確認し、施設内を探したところ、登園用の送迎バス内でバッグとともに意識不明の状態で倒れている冬生くんが発見されました。

園長はそんな冬生くんを見て、具合が悪い程度かと思ったようで、冬生くんに対し「寝ていたから気づかなかった。ごめんね」と話していたそうです。

その後、すぐさま市内の病院に搬送されましたが、搬送先の病院で約1時間半後に死亡が確認されました。

詳しい死因については判明していませんが、警察の調べによりますと、脱水症状の疑いがあり、目立った外傷や着衣の乱れはなかったことから、朝8時~夕方5時までの約9時間もの間、気温の上がった車内に閉じ込めらていたことで熱中症になった、とみられています。

今回、冬生くんを乗せた登園用の送迎バスを運転していたのは双葉保育園の園長で、警察の調べに対して園長は「全員降りたと思い、鍵をかけてバスを離れた」と話しているそうです。

中間市などによりますと、双葉保育園では園児の欠席連絡は保護者からスマートフォンのアプリや電話を通じて行っているそうで、欠席連絡があった際には職員らが事務室のホワイトボードに欠席者の名前を書く仕組みになっているそうです。

また、事前の欠席連絡がなかったものの、バスの送迎中に欠席が判明した場合も、園長や保育士で作る連絡網で情報を共有し、必ず事務室のホワイトボードに名前を書いていたそうです。

ただ、今回の事件の場合、冬生くんは実際には登園していることから、当然、誰からも欠席連絡がない状態であるため、ホワイトボードには冬生くんの名前は書かれていませんでした。

しかし、冬生くんのクラスの担任保育士は、登園してきた園児の中に冬生くんがいないことから、ホワイトボードに名前が書かれておらず、欠席の連絡も入っていないことを把握していながらも、園長や他の職員らに冬生くんが登園してきていないことを確認せずに、自ら勝手に欠席と認識していたそうです。

このことに対して、園長も「ホワイトボードに名前がないことで異変に気づけなかったのだろうか」と話していたそうです。

また、中間市によりますと、中野市内の保育園の定期監査は毎年行っているそうですが、園児の点呼や送迎時の注意点などは監査基準としてチェック項目にないということです。

その後、2021年7月30日の昼過ぎごろ、双葉保育園に中間市の職員ら8人が聞き取り調査として特別監査を行い、2021年7月31日の夜ごろには保護者説明会が行われました。

保護者説明会には約80人もの保護者が集まり、園長が経緯の説明を行いましたが、保護者たちは徐々にヒートアップしていき、中には「わざと閉じ込めたのではないか」という追及もありました。

これに対しては、保育園の担当弁護士も「故意に閉じ込めたことはない」と制止していました。

また保護者説明会翌日の2021年8月1日には、双葉保育園に警察による家宅捜索が入り、職員の体制表や就業規則に関する資料などが押収されました。

今回の件に対して近所の人は「車の中を見ないのかっていうのが、ちょっと引っ掛かります」「先生たちが気づくんじゃなく、親が気づくんだていうのが親の立場からもつらいです」などと話していました。

今回の件で冬生くんの母親は「本当は預けたくなかったが仕事があって仕方なかった。預けてしまった私のせいだ」と涙ながらに自責の言葉を繰り返し、「何でこんなことになるのか、不思議で仕方ない。冬生がいなくなるなんて考えられない。立ち直れない」と嗚咽して話していたそうです。

また、冬生くんの祖母は「かわいい盛りだったのに何もしてあげられなかった。だから冬生を返してほしいです。娘に返してあげてください。こんな結末を迎えさせた園を許せないです」と胸の内を語っていました。

警察は園の安全管理が不十分だったとみて、業務上過失致死の疑いで調べを進めています。

また福岡県庁は、送迎バスを運行するにあたって、園長が1人で運行していたことが安全管理上不適切だったとして、福岡県内の保育園を対象に同様のケースがないか近く実態調査に乗り出す方針です。

ネットの反応

欠席の連絡もなく、登園していないのなら親御さんに連絡するのが当然の責任だろう。

普通の人ならお母さんに泣き崩れながら謝るはずのレベルなのに、他人事感あるし、この園長の感覚おかしいんじゃない?

なぜバスに乗車した園児が降車したことを確認しなかったのだろうか?

保育士をしていますが、バスを降りる時は最後に誰もいないか、忘れ物はないかチェックするのが当たり前だと思っていましたが、こんな保育園があるなんて正直驚きました。

ここまでくると、故意にやったんじゃないかって気もするよね。

何度みても辛く悲しく怒りしか湧いてこない事件です。

まず添乗員や先生が乗っていないのがおかしいし、降りた後に忘れ物を確認しないのもおかしい。

「車から離れる際には、車内の状況や施錠の確認をする」

これをきちんとしていれば少なからず置き去りなんて防げたはず。

 

園児の扱いを雑にするくらいなら、保育園なんて経営するなよ。

来ていないと分かっているなら、何でその時点で確認しなかったんだろう。

私が思うこと

では、ここから私が思うことをお話していきたいと思います。

今回のニュースは、送迎バスに放置された園児が死亡した、というものでしたが、本当に信じられない話ですよね。

そもそもとして、なぜ車の中に子どもを放置できるのか、というところですよね。

どんなに少人数でも、車に誰かを乗せる時には「しっかり全員乗っているか」「しっかり全員降りたか」「忘れ物はないか」など、そこら辺の確認をしっかりするのも『運転手』の役割だと思います。

確かに、友達同士、家族同士くらいの仲ならまだいいかもしれませんが、今回のようにある程度の数がいる団体だったり、大事なお客さんだったりという場合には、ことさらそういった確認が「重要」で「当たり前なこと」になってくるのではないでしょうか。

もっと言うなら、小さい子はいつ何を仕出かすか分かりませんから、常に誰がどこにいて何をしているかは確認しておく必要があるのではないでしょうか。

このことを考えると、保育園児や幼稚園児には「乗車」「下車」「忘れ物」などの確認は、必ずしなくてはならないことだと考えられます。

にも関わらず、この保育園ではそういった確認を1日でも怠ってしまったわけです。

しかも、この保育園のトップであり、他の保育士の指針とならなければならない園長が今回やらかしてしまったのです。

まずその時点からおかしいわけですが、もっとおかしいのは、欠席かどうかをしっかり確認していない保育士がいるということです。

この保育園では、何らかの手段で欠席が確定した人はホワイトボードに名前を書くのが決まっているみたいですが、担任保育士はそれを分かっていながら、ホワイトボードや欠席連絡がないのにも関わらず、上司や同僚に確認もしないで、自ら「欠席だろう」という判断を下しました。

これに至っては、担任保育士の「園児を預かる」という行為に対しての無責任さが1番の原因でしょうが、そういった「無責任な行為をしていい」という空気感を作り出してしまった園側にも原因があるのではないでしょうか。

「疑問点があった時にはすぐ周りに確認する」「ミスが発覚して、自分で解決できない時には上司や先輩に報告する」といったようなことは、仕事をしていく上で必ず行わなければならない重要なことで、それが許されない、軽んじられるような空気感があってはなりません。

そして、そういった空気感は上司や先輩が率先して作り出さなければならないはずです。

今回の場合、保育園のトップである園長がその役割を担うべきですが、今回の担任保育士には「報告をしなければならない」という素振りはなく、まるで報告などしなくてもよいかのような、そんな空気感があったことが感じ取れます。

もし、園長が「何かあれば必ず相談してください」と優しく保育士たちに投げかけていれば、今回の担任保育士も報告、相談をしていたかもしれません。

それを考えると、普段から『報連相』がしっかり取れていない、なあなあな職員管理をしていることが予測され、園長の経営者、管理者としての自覚のなさが垣間見えます。

さらに、ここまでやらかしておきながら、『「ホワイトボードに名前がないことで異変に気づけなかったのだろうか」と話していた』とか、『「寝ていたから気づかなかった。ごめんね」と話していた』とか、どこか他人事かのような園長の言動の数々が見られたそうですね。

今回のニュースに関して言えば、全ては園長の確認ミスから始まり、その後に関しても、普段の園長の職員管理の甘さからの結果と言えます。

つまるところ、今回こういった結果に至ったのは、確実に園長自身に問題があったからだと言えましょう。

だとすれば、本来園長は自身に責任があったと感じるべきであり、遺族に対して泣いて謝るのが筋だと思いますが、この園長はあろうことか、その素振りを一切見せることがありません。

このような姿を見ると、園長は今回の事件を「致し方のない事故だ」と勘違いしているのではないかと思いますが、それは明らかに違いますよね。

今回の事件は、園長が本来あるべき業務をしっかりと遂行していれば確実に防げたもので、「致し方ない」ことなんてありません。

ある意味で言えば、『1人の子どもを故意に殺した殺人犯だ』と言っても過言ではないでしょう。

そう考えると、一刻も早くこの園長から経営権を剝奪し、然るべき処罰を与えるべきだと思います。

まあ、ここで何を言っても、警察やその他機関の判断になりますから後のことは任せますが、できれば重い処罰を与えていただければと思います。

最後に、遺族の方は本当に辛い思いをされていると思いますが、今回に至っては、確実に100%の割合で園側の責任であり、自分の責任では絶対にありませんから、あまり自分を責め過ぎないでください。

ご冥福をお祈り申し上げます。

まとめ

さて、今回取り上げさせていただいたニュースは

『保育園の送迎バスに9時間も閉じ込められた男児が熱中症で死亡した件』についてでした。

 

今回の事件は園側は絶対に許されない行為をしました。

流石に今回に至っては私も庇いきれませんし、遺族から恨まれても仕方ありません。

私が当事者だったら、恨みだけで済むかどうかも正直分からないレベルです。

ただ実際のところ、実子ですら車の中に置き忘れて死亡させる、という絶対的にあり得ない事案が起きているのも事実ですから、そうなった時にどう対処すればいいのか、子どもに事前に教えておくのもいいかもしれません。

コメントで見たところ、「車に置き去りにされたら『車のクラクションを鳴らせ』と教えている」というものもありました。

是非、お子さんたちに教えてあげてみてはいかがでしょうか。


今回のニュースはこれで終わりです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。

それでは、さようならー

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