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給食減らしプリント配らず… 特定の児童をいじめた教師が懲戒免職になった件について

ニュース

皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2022年3月25日に起きた

『特定の児童をいじめた教師が懲戒免職になった件』についてです。

 

それでは、早速見ていきましょう。

概要説明

まずはニュースの概要の説明からさせていただきます。

2020年度中、神奈川県横浜市旭区にある横浜市立小学校にて、特定の児童に対して心理的虐待を繰り返して苦痛を与えたとして、横浜市教育委員会は2022年3月25日、同小学校に勤務する男性教諭(46)を懲戒免職、同小学校の男性校長(58)を減給10分の1(3カ月)にしたことを明らかにしました。

横浜市教育委員会によりますと、懲戒免職を受けた男子教諭は2020年4月から4年生のクラスを受け持っており、2020年9月ごろから特定の児童に対して心理的虐待を繰り返していたとされています。

心理的虐待について詳しく説明いたしますと、男子教諭は2020年9月ごろから数か月間に亘り、給食当番の児童に指示、または男性教諭が自ら配膳し、クラスの中の特定児童4人の給食の量をわざと少なく盛り付けていたようで、児童への聴き取り調査では「お米の量は本当に一口ぐらいしかもらえなかった」「さらに減らされると思って何も言えなかった」という回答があったそうです。

また、2021年2月ごろから、特定児童4人に対して配布物やプリント、テスト用紙を配布しなかったり、タブレットやパソコンを使わせなかったりするなどして、授業やテストに参加させない不適切かつ差別的扱いを繰り返していたようです。

さらに、男性教諭は通常授業のところを自習やテストをさせ、教室の外に誰も出られないように鍵を掛けた上、特定児童4人のうち特定児童1名を教室の外に連れ出し、児童の服が涙で広範囲に濡れるほどりつけることが複数回もあったそうで、長い時には約1時間の場合もあったそうです。

また、男性教諭は説教をした特定児童に対して、提出したとされる提出物を提出されていないものとして扱い、他のクラスメイトが別のテストを受けている横で、提出物を45分間にも亘って探し続けさせ、挙句「いつまで探しているのか」と叱責したそうです。

こうした心理的虐待を男性教諭は特定児童4人に繰り返し行っており、特定児童4人のうち1人が不登校、他の児童に関しても記憶がはっきりしなかったり、泣きだしてしまったりするなど心に傷を残す状態となってしまいました。

そして、2021年3月に不登校児童の保護者が学校に事実確認などを要求し、これを受けて横浜市は弁護士などで構成する第三者委員会を設置して事実関係を調べていたところ、今回の一連の行為が発覚したようです。

横浜市教育員会及び第三者委員会の報告書では、男性教諭の行為について「圧倒的な力関係にある教職員が、心理的な虐待、いじめを行ったもので極めて悪質な行為」「児童に著しい疎外感や屈辱といった心理的苦痛を被らせた人としての尊厳を害した許されない行為で、教師による児童への”いじめ”と受け止められてもおかしくない行為」「校内で問題が共有されずに発覚が遅れた上、組織的な対応もなされなかったことに学校側の反省が全く感じられない」「他校でもあり得る話なので実効性のある研修を求める」と指摘しました。

今回の件に関して懲戒免職を受けた男性教諭は「感情を抑えられず憤りのままに行動した」「一人の生徒が叱責されている姿を見せることで、他の児童に抑止効果があると信じていた」と話しているということです。

ネットの反応

人間性に問題があるから、本来なら教師になるべきではなかった。

自分に教師は向いていないと思って辞める先生はいいが、今回のように辞めずに児童生徒に矛先が向く先生もいるのが怖い。

どんな仕事でもそうだけど向いてない人がその仕事を続けていけることに無理がある。

ただ採用試験に受かっただけの若者が、別に下積みもお客から怒られる事もなくいきなり先生とか言われる存在になれるシステムがおかしい。

子どもが怒られることをしたのかもしれないが、廊下に出した上で1時間も叱責したり、給食を少なくしたりする必要はない。

如何なる理由があっても今回の指導は教育者として駄目な行為。

今回の件は自分の感情を生徒にぶつけ発散させてる様なもの。

教室に防犯カメラを付ければ、いじめや性犯罪、教師や生徒からの暴力などの抑止力になりそうだし、そろそろ検討して欲しい。

 

小学校は1人の担任が多くの教科を担当するので、このような事件が起き易いと思う。

40人の子どもの指導を任された責任を、子どもを支配したように感じたんでしょう。

私が思うこと

では、ここから私が思うことをお話していきたいと思います。

今回のニュースは『特定児童に配布物を配らずに授業やテストを受けさせず、給食の量を減らし、長時間の説教を受けさせた男性教諭が懲戒免職を受けた』というものでしたが、正直”因果応報””身から出た錆”という言葉が良く当てはまる事案だったと思います。

よく言われることですが、”恐怖”を以て人を一時的に支配できても、基本的にその根本は変わることはないため、その支配は最終的に長く続くことはありません。

それは中世から現代まで続く長い歴史の中で証明されている事実であり、医科学的にも証明されていることであるため、昔はよく行われていた体罰や虐待的行為も現代においては禁止されています。

しかして、今回の男性教諭は「児童を叱責することで抑止力が働くと思った」などと話しているようで、歴史を教える立場の教師がこれまでの歴史の中から何も学びを得ることなく、まして社会通念を理解させるはずの大人が社会情勢すらも追えていないことに私は驚きを覚えました。

もし仮に百歩譲って、本気で「恐怖で抑止力が働く」と考えていたのだとしても、男性教諭がどのような思いで特定児童を”いじめ”ていたのかは気になってきます。

「本当はしなくないが大勢の人の為に犠牲になってくれ」などとでも考えていたのか、はたまた、「これで大勢の人が自分に従順になる」などとでも考えていたのでしょうか。

もし仮に前者だとして、特定児童に配布物を配らず、授業やテストを受けさせず、給食の量を減らし、涙で服が濡れるほど激しく叱責することで本人が傷ついているのを見て、良心が痛むことはなかったのでしょうか。

とは言え、おおよそ通常的な人間であれば、本当に恐怖で抑止力が働くとしても、1人の人間を犠牲に持続的な苦痛を与え続けるというのは心が痛んで継続できるものではありませんから、今回の男性教諭の場合は後者であることは確定的だと思います。

先ほども言いましたが、恐怖で人を変えることはできないために恐怖政治は長く続きません。

多くの場合、恐怖政治を遂行した者たちは下層の人間から反感を買って逆襲を受けるのがオチです。

さらに言えば、”教育”や”指導”は児童を”支配”することでは決してありません。

『指導』という漢字の通りに『指差し児童を正しい方角に導く』というのが正しい教育の在り方であって、『捻じ伏せ黙らせて従わせる』という奴隷を飼いならすような支配とは訳が違います。

それらを理解もせずに『ただ自分の気の赴くままに行動する』というのは、いじめっ子や独裁者と同じような思考をしており、教師として以前に人間として危うい気がします。

そう考えると、これまで大きな事件を起こすことなく教師を続けられていたのが不思議です。

今回の件で教師をクビになりましたが、1人の人間としての人生は続くと思いますから、今後はこういった思考を改めて生活してほしいと願うばかりです。

まとめ

さて、今回取り上げさせていただいたニュースは

『特定の児童をいじめた教師が懲戒免職になった件』についてでした。

 

当たり前な話にはなりますが、教室は教師のお城ではありません。

『教室』というのは、生徒が様々な経験を通して社会的通念や自己形成を学ぶ場所です。

近年では「体罰や虐待が児童の学びを阻害する」として問題視され、法律で禁止されるようになり、表面的には過度な暴行や暴言というのは少なくなっている気がしますが、その一方で今回のような大胆かつ陰湿な体罰や虐待が残っているのも事実です。

こうした行為に及ぶ背景には、コメントに書かれているような”児童を支配した”という感覚があるように感じます。

しかして、児童は教師や保護者の奴隷でも分身でもなく、教師や保護者と同じただ1人の人間です。

教師や保護者はそれをしっかり理解し、あくまで正しい方角へと導く”目印”としての役割を担ってほしいですね。


今回のニュースはこれで終わりです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。

それでは、さようならー

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