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今後どうなるホロライブ……⁉

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皆さん、おはこんばにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、今回で第13回目となります時雨ブログ。

今回の話題は、たびたびVtuberの話題を上げている私のブログを読んでくださっている皆さんなら、きっとご想像付くかと思います。

そう、ホロライブメンバーである赤井はあと・桐生ココの3週間謹慎の件です。

 

事情が分からない方の為にご説明いたします。

先日、赤井はあとと桐生ココの配信内にて、自分の配信視聴割合を国別で発表しました。

その一部に『台湾』と表記されており、それを見た中国、台湾、その他事情を知っている各国の方々が騒ぎ始めました。

なぜ騒ぎ始めたのかというと、『台湾』を1つの国として紹介したからです。

これだけ見ると、事情を知らない人なら「??」となるかもしれません。

実際この事象を見ていた私もそうでした。

実は、『台湾』というのは正式名称『中華民国』の略称なのですが、正式名称を見てみると『中国≪中華人民共和国≫』と酷似しており、その名前の裏には『台湾』という地域は『中国』の一部なのではないかという話が隠れているのです。

なぜそんなことになっているのかというと、『台湾』という地域はこれまでの歴史の中で、様々な国々の領土となってきたことに由来します。

中国はもちろん、ヨーロッパの国々が支配していたり、日本なんかも支配していた時代がありました。

その中でも一番長いのは中国で、6割、7割くらいを占めるくらいだと思います。

しかし、戦争やなんかで中国からヨーロッパの手に堕ちたり、日本の手に堕ちたりしました。

日本が台湾を支配していたのはつい最近の出来事で、日清戦争に日本が勝利したことで台湾を支配し、その後第二次世界大戦(日中戦争・太平洋戦争)で日本が敗北したことで台湾が返還されました。

返還された台湾は中華民国として返還されましたが、それまで色々な国々に支配されてきた台湾の方々は、独立したことがないため、果たしてこのまま独立した形でいいのか、あるいは長い事支配下であった中国の地域としてやっていくべきなのか、いまいち理解できていません。

中国の方も、『今まで長い事台湾は自分の地域としていたのだから、台湾は自分たちの地域だ』と主張しています。

ただ、台湾の方々が迷っていて、尚且つ中国がそう言っている状況だからといって、そう簡単に事実上独立している中華民国≪台湾≫を中国の一部にすることはできません。

中国の一部にするには、事実上独立した国なわけですから台湾の方々が納得した上での話になりますが、台湾の方々は未だ複雑な気持ちであり、答えが出ていない状態なのです。

だから、『中華民国≪台湾≫』という地域が、独立した『中華民国≪台湾≫』であるのか、あるいは『中華人民共和国≪中国≫』の一部地域であるのか、という問題は、現地の中国や台湾の方々にとっては非常にデリケートな問題なのです。

実際問題、中国本土では国自体が発言をタブー、重いと犯罪として扱っています。

それを各国の方々は知っていますから、わざわざデリケートな部分に踏み込まないようにしています。

しかし今回、赤井はあとと桐生ココはそのタブーを犯してしまったのです。

実は、ホロライブは公式として中国進出、海外進出を考えており、ホロライブの中国支部メンバーや海外支部メンバーがいたり、YouTubeのような中国の動画サイト「bilibili」と契約していたりしています。

bilibiliでは、YouTubeで行っている配信を、中国語翻訳の字幕を付けた上でミラー配信したり、bilibili限定配信を行ったりしています。

今回の問題となった配信も例外なくミラー配信されており、その配信を見ていた中国人が配信内にて『台湾』を1つの国として紹介されたことに腹を立て、炎上したということです。

その炎上の仕方は凄まじく、ホロライブを運営するカバー株式会社への問い合わせだけでなく、発言をしたライバーへの脅迫めいた発言や、中国の上層部への連絡までする始末です。

その状況を配信を見ていた各国の方々は、「なにやってんだ……」と少し呆れた顔で見ています。

一方日本では、事情を知っている人は各国の方々と同じく呆れ顔でありますが、平和ボケの影響か、私も含め事情を知らない方々も多くいますので、「なんでこんなことで?」とぽかんとした表情でのうのうと配信を眺めていた状況です。

さて、事情はお分かりいただけたでしょうか?

まだいまいち分からないという方に、非常に分かりやすくご説明します。

 

皆さんにも絶対に触れてほしくない事ってありますよね。

なかったとしても、周りにそういう方っていると思います。

その事柄って基本、他人から見たらどうでもいいことなのに、自分の中ではコンプレックスな部分だったりしますよね。

それを前提として、ある学校の教室での一コマをお話します。

 

ある日、あるクラスに転校生A君がやってきました。
転校初日の休み時間、隣の席のB君にA君は話しかけました。
B君は非常にイケメンで、A君はB君に対し「B君ってイケメンだね。モテるの?」と聞きました。
しかし、B君はイケメンであることが非常にコンプレックスでした。
そんなことがコンプレックスだとは、転校生であるA君は当然知りもしません。
そして、そのコンプレックスに触れてしまったA君に対し、たとえ転校生であったとしても我慢できなかったB君は、ひどく怒りだしました。
それを見ていたクラスメイトは、「あーあ、A君やっちゃったよ……」と少し呆れていました。
中にはA君にこっそり「B君はイケメンがコンプレックスだから、言っちゃいけないんだ」と耳打ちする者もいました。
. 怒りが収まらなかったB君は担任の先生に報告に行きました。
すると、先生がA君を怒ろうとしています。
そんな騒ぎを聞きつけて、隣のクラスから多くの見物人が来ました。

というような話になります。

 

では、ここで話の登場人物と実際の人物の振り分けをしていきましょう。

 

A君……配信者(赤井はあと、桐生ココ)、運営(ホロライブ、カバー株式会社)
B君……中華人民共和国(中国)、中華民国(台湾)
クラスメイト……事情を知る各国の方々(日本を含め)
他クラスの野次馬……事情を知らない日本人
担任の先生……中国の上層部の人

 

自分で言うのも何ですが、こうして振り分けてみると非常に分かりやすいのではないかと思います。

今のホロライブの現状は大体こんな感じです。

 

ただ、上記の話はあくまで分かりやすくするために、話を嚙み砕いてお伝えしています。

実際、赤井はあとや桐生ココなどの配信者、ホロライブやそれを運営するカバー株式会社は話の中の転校生とは状況は全く違います。

 

話の中のA君は転校生なだけに、B君の事情なんて全く知る由もありませんが、今回の問題である配信者や運営側は中国や台湾、特に問題にはなっていませんが、各国の事情なんていくらでも知ることはできました。

特に、中国や台湾なんかの事情はよく理解できたはずなのです。

それはなぜかというと、実は、こういった騒動は過去に何度か起こしているのです。

その時は、ここまで大きな事象ではなかったため、特に大きな騒動にはなりませんでしたが、以前にも似たようなケースがあったのです。

だから、中国や台湾の事情に関して言えば、その失敗をしたタイミングで知ることはできたのです。

しかし、配信者、運営側はその失敗から特に何の対策や学びを講じませんでした。

その失敗を指摘してくれる方がたくさんいたのにも関わらずです。

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