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新境地を拓く勇気

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皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、今回で第23回目の時雨ブログ。

今回の話題は『新境地を拓く勇気』についてお話していきます。

 

皆さんは、『兎田ぺこら』というVtuberを知っていますでしょうか。

 

彼女はアイドルVtuber事務所・ホロライブに第三期生として所属するVtuberであり、2020年12月9日をもってYouTubeの登録者数が100万人を突破するほど人気のあるVtuberです。

 

そんな彼女が先日(2020年12月13日)に「【カミングアウト】ママにVtuberやってるって言う!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】」というタイトルで配信を行いました。

この配信の内容は、タイトルに書いてある通り、娘がVtuberをやっていることを知らない母に自分が登録者数100万越えしたVtuberであることをカミングアウトする、というものです。

 

配信の内容が斬新な企画であるが故に、約1時間に亘って行われたこの配信は、常に約13万人の視聴者がリアルタイムで見ており、配信のアーカイブは現時点で約120万回の再生がされております。

配信当時の勢いはYouTubeの急上昇ページ、さらにはTwitterのトレンドにも載るほどのものでした。

 

そんな配信の様子を私は当然、リアルタイムで見守っていたわけですが、まず感じたのは物凄い緊張感です。

それはこの配信を見ていた全員が感じていたことでしょう。

なんせ、待機画面、オープニング画面、そして配信が始まってからも、彼女の母親が配信に登場するまでの間、常に「緊張する」というコメントなどが流れ続けていたわけですから。

そして、その緊張感は当然、当の本人である配信者・兎田ぺこらも感じていたようです。

それは本人の言動や開始早々の動揺の仕方からもはっきりと見て取れます。

きっと配信を見ている私たちより、数倍も緊張していたことでしょう。

 

では、なぜ兎田ぺこら本人や私たち視聴者は、これほどまでに緊張していたのでしょうか。

もちろんそこには、「ぺこらの母は一体どんな人なのだろうか」「どんな反応をするのだろうか」というワクワク感ともとれる緊張はあったかと思います。

しかし、本質はそこではないと私は思います。

では、ここで言うところの「緊張感の本質」とは何か。

 

 

この配信は、言わずもがな非常にリスクの高い内容になっています。

兎田ぺこらの母がもしうっかり発言なんてしようものなら、名前や住所なんかの身バレの危険性や裏の事情が流れて情報漏洩の危険性も出てきます。

それは当の本人である兎田ぺこらだけではなく、マネージャー、会社、もしかすると実の母ですら被害を被ることになります。

そうすれば、これまで積み上げてきた自分の実績や他人の実績、それら全てを自らの手で壊ししまうことになります。

実際、配信の前に「母へのカミングアウト配信で失敗があったら、マネージャーの首が飛ぶかもしれない」との発言も兎田ぺこら本人の口から発せられました。

 

だから、兎田ぺこらは配信中、いろいろなことに配慮していました。

すぐさまミュートやマネージャーへ連絡ができるような工夫、母への事前のNG言動の提示、配信の強制終了まで考えられていました。

通常であれば、こんな用意周到な配信なんて考えられません。

それほどまでに、この配信で行われることはリスキー極まりない内容だということです。

 

そんなリスキーな配信をわざわざ行ったところに、私は、彼女の”面白いことをやりたい”という『探究心』”面白いことを提供したい”という配信に対する『貪欲さ』を見た気がします。

 

当然、彼女の喋りは非常に優れていて、毎度のことながら面白い配信に仕上がっていると思います。

しかし、同じようなゲームや雑談が続けば、視聴者も飽きるし、何より自分も飽きてきます。

だから、視聴者が別のことを望んでいなくとも、前に前にと進んでいかなければならないのが世の常です。

そして、彼女自身がそれを良く知っているからこそ、”面白いことをやりたい、提供したい”と自らが望む、その飽くなき『探究心』と『貪欲さ』をもって一歩前進することで、毎回飽きずに配信が提供できるのだと思います。

彼女のそんな『探究心』、『貪欲さ』があったからこそ、今回の配信のような誰も見たことのない配信が実現できたのではないでしょうか。

 

事実、いわゆる”親フラ”などの放送事故ならまだしも、自ら進んで配信内で母親を紹介するなんて、Vtuber業界では前代未聞です。

そんな前代未聞な配信に本人はもちろん、私たち視聴者を含めて、緊張を感じながらも終始面白さを感じていました。

それはこの配信が、誰も見たことも聞いたこともないような前代未聞の配信、もっと言うなら、未だかつて誰も踏み入ったことのない、言わば”新境地”とも呼べる配信であったからこそだと私は思います。

 

兎田ぺこらという人物は、こうしていとも容易く”新境地”を開拓していますが、それは途轍もない勇気が必要なことだと思います。

それこそ前述したように、失敗したら全てを壊しかねない大事故に繋がりますから、”失敗への恐れ”も出てくることでしょう。

しかし彼女は、そのリスクを十分に分かった上で”失敗への恐れ”を押し殺し、”新境地”を開拓しました。

そこにはきっと、先述した彼女の『探究心』、『貪欲さ』が後押しとなったのでしょうが、それでも並大抵の勇気では決して簡単なことではなく、相当な勇気を振り絞ったのだと思います。

 

確かに、新しい物事に取り組む時は、「失敗したらどうしよう」とか「成功するわけがない」とか思って足がすくみます。

元々人間というのは安定を好む生き物ですから、それが当然なことなのです。

しかし、だからと言って何の冒険もせず、ずっと安定した場所で暮らしていては得られない感動もありますし、逆に、新たな一歩を踏み出すことで得られる感動もあるのです。

だからもし、失敗を恐れて、新しい一歩を踏み出せずにいるのなら、「その一歩の先にある感動を得るためだ」と思って、勇気を振り絞って行動してみてください。

その結果、今回の兎田ぺこらのように、もしかしたら成功するかもしれないですし、何より成功したら単純に嬉しですしね。

もし仮に失敗だったとしても、勇気を振り絞れただけですごいのですから、自分に胸を張って良いと私は思います。

何にしたって多分、どっちに転んだとしても、そこで新たな気づきがあると思いますよ。

 

そんな私もこの配信を見て、何か新しいことをやってみたくなりました。

皆さんも、是非”新境地”を目指してみてはいかがでしょうか。


さて、今回はここで終わらせていただきます。

今後もこういった趣味のお話や私の独り言をブログに記していきますので、気に入っていただけたら再び足を運んでくれたら嬉しいです。

それでは、皆さんまたお会いしましょう。

さようならー。

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