皆さん、おはこんばにちは。
雨宿時雨と申します。
さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2020年4月に起きた
『Amazonでのやらせレビューをした25歳の男性が刑事罰に問われた件』についてです。
では、早速見ていきましょう。
概要説明
まずは概要の説明からさせていただきます。
2020年4月、大手通販サイトのAmazonが扱う商品レビュー欄に”わざと”星1つの評価をし、悪評を投稿する、いわゆる”やらせレビュー”をするなどをして、競合他社の信用を傷つけたとして、福岡簡裁は25歳の男性を信用毀損罪で罰金20万円の略式命令を出しました。
今回やらせレビューの被害を受けた会社は、福岡県福岡市にある健康食品販売会社であり、Amazonではサプリメントなどを販売していたようです。
そして、今回罰則を受けることとなった男性も被害を受けた会社と同じく、健康食品・器具販売をしており、競合会社を出し抜くため今回の事件のような行動に出たと見られます。
実際にやらせレビューをしたのは、今回刑罰に問われた25歳の男性ではなく、その男性から雇われた40代女性だそうです。
女性は17年ごろ仕事仲介サイトに登録をし、月に2件ほどレビュー投稿の仕事を受け、1件200~600円の報酬を受け取っていたようで、今回も普段通りの依頼として受けていたようです。
25歳男性が仕事仲介サイトを介し、女性にレビューを依頼したのは2018年1月からのことであり、依頼料は1件500円を支払っていたとのことです。
普段通りの依頼として受けた女性は、やらせレビューの被害を受けた会社のサプリメント商品に対し、商品は使ったことはなかったのにも関わらず、「一粒が大きくて飲みにくかった」などと商品レビュー欄にて、星1つの評価を付け投稿したそうです。
このような投稿を1週間で2つの商品に対し、合計9回ほど投稿したようです。
それを不審に思ったレビュー被害にあった男性社長が、投稿者名などで検索をかけたところ、仕事仲介サイトの登録者だったことがわかったようで、更に苦労の末、25歳男性とレビューをした女性を特定したそうです。
その後、2018年5月に福岡県警に被害届を提出、県警は2019年9月に男性と女性を書類送検し、2020年4月に福岡区検が男性を信用毀損罪で略式起訴、福岡簡裁が罰金20万円の略式命令を出したようです。
女性については、「低評価の投稿を依頼されたのは初めてだった」と供述しており、地検が「諸般の事情を考慮した」として不起訴処分としたようです。
専門家曰く、今回のような”やらせレビュー”の実行者を特定するのは難しく、刑事罰に至るのは異例なことだそうです。
ネットの反応
顔が見えないネット販売だからこそ平気で嘘を書けるんでしょうね。
消費者の質が悪すぎる。
最近のレビューは怪しいのが多くて、利用しなくなった。
高評価なら嘘の評価をつけて良いって感じの態度はどうかと思う。
レビューの評価なんてあてにならんよ。
やらせレビューは一種の詐欺だと思う。
購入していない商品を評価できる仕組みが間違っている。
こういうヤラセは罪深いから、これからも厳罰化すべきだと思う。
まさにネットモールの闇。
こういうことはどんどん明るみに晒していってもらえたらと思います。
私が思うこと
では、ここから私が思うことをお話させていただきます。
今回はAmazonの評価での事件ということで、私もネットで買い物をする時は、よくAmazonを使わせていただいております。
その際に気になるのは、やはりその商品の評価ですよね。
あまりにもバラつきがあったりする時もありますので、毎回あまり参考にならないと思うのですが、とはいえそれでも毎度気になってしまうのが性というものです。
そんな評価欄に商品を買ってもいないのに評価する、やらせレビューは非常に悪質だと思います。
今回罪に問われたのは、評価者に評価を依頼した25歳の男性のみとなりました。
当然この男性が全ての元凶となった張本人であって、裁かれるべき人間であるとは思いますが、評価をした女性が同時に裁かれないというのはどこか腑に落ちません。
確かに依頼されてやった、どういう意図があって悪評を付けていたか知らなかった等、許されるための口実がいくらでもあるのでしょうが、そもそもとして高評価にしろ低評価にしろやらせレビューを投稿するのは、詐欺罪かなにかに当たらないのかと疑問に感じます。
まあ、ただ今回裁判に持ち込んだ罪状が『信用毀損罪』ですから、別件で詐欺罪というもの厳しいところがあるのでしょうし、罪に問える範囲についてこれ以上は何も言えませんし、言いません。
ただもう一言だけ女性に対して言えるのであれば、そんなスレスレな行為をしているにも関わらず、のうのうとコメントできる神経を少し疑ってしまいます。
25歳の男性については、他者の評価を下げることで、自らの評価を上げるような行為をした時点で、経営者としても、ひとりの人間としても最低だと思いますし、今回罪に問われたように犯罪です。
しかも、自らやるのが怖かったのか、人に頼んでまでそれを実行するという……。
そこまで、自社の商品に自信がなかったんですかね、経営者として、人間としてダサさを感じます。
それにしても、被害を受けた会社の社長さんはよく頑張ったと思います。
評価者等の尻尾を掴むのはなかなか難しいとされる中、それを探し当てたのですから。
そこには、評価をした女性の情報管理能力の甘さが”たまたま”出ていた、という運の良さもあるかと思います。
その運の良さと社長の根気強さが今回の結果に結びついたのでしょうね。
なんにしても、今回の事件がいい方向に進んでよかったと思います。
まとめ
さて、今回取り上げさせていただいたニュースは、
『Amazonでのやらせレビューをした25歳の男性が刑事罰に問われた件』についてでした。
やらせレビューは非常に悪質な行為です。
その評価が会社にも、購入者にも大きな影響を与えることとなるわけですからね。
しかし、決して極端に悪い評価、高い評価をしてはならないという話ではありません。
当然、その商品に対して思うことは人それぞれでしょうし、そのレビューが購入しようと考えている人にいい結果を与える可能性もありますから、購入して実際に使用した方については、商品に対する正直な感想を投稿するべきだと思います。
ただやはり悪質な行為であって、禁止してはいるものの、やらせレビューをする人はいると思いますので、そのレビューが果たして本物なのかどうかということを、慎重に見抜いていくことも重要になってくると思います。
今回罪に問われた25歳男性とやらせレビューをした女性はこれに懲りて、もうこういったことに手を出さないようにしていただきたいですね。
今回のニュースはこれで終わりです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。
それでは、さようならー。
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