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オリジナル曲から見みえる「にじさんじ」と「ホロライブ」の明確な違い

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皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、今回で第26回目となります時雨ブログ。

今回の話題は、度々取り上げさせていただいているVTuberのお話です。

 

突然ですが、皆さんは今現在VTuber事務所がいくつあるかご存じでしょうか。

 

私が今一番推している獅子神レオナさんが所属している「Re:AcT」や、かつて四天王と呼ばれていたシロさんが所属する「.LIVE」、今やあの大手企業「エイベックス」まで参戦するなど、本当に様々な事務所が立ち上がっています。

 

そして、肝心なのはその数ですが、私が数えた限りでは、なんと24つもの事務所があるようです。

 

24つというと結構多く感じますが、どの事務所にもそれぞれの特色があり、何一つ被ることなく、それぞれの事務所が存続しております。

 

そんなVTuber事務所の中でも特に勢力が大きく、色が濃い事務所といえば、今回の話題の主役である「にじさんじ」「ホロライブ」という事務所です。

 

「にじさんじ」、「ホロライブ」と言えば、VTuber業界を知っている人であれば誰もが知っているくらい、超が付くほどの大手事務所です。

軽く紹介をさせていただきます。

「にじさんじ」はVTuberが活躍し始めた2018年2月に事務所が設立され、今現在の所属ライバーは100人を超えるほどの大規模な事務所です。所属ライバーで最も有名な人物は月ノ美兎さんで、この人が「にじさんじ」を引っ張ってきたと言っても過言ではありません。

一方、「ホロライブ」は「にじさんじ」よりも3か月ほど早い2017年12月に、VTuberアイドル事務所として事務所が設立され、所属ライバー数こそ「にじさんじ」よりかは少ないですが、チャンネル登録者数100万人越えをしているライバーが数名いるなど、もの凄く勢いのある事務所です。所属ライバーで1番初めに活躍しトップを張っているのはときのそらさんで、月ノ美兎さん同様、「ホロライブ」を引っ張ってきたと言っても過言でない人です。

 

そんな今やどこの事務所も追い越すことができないほど成長した両事務所ですが、興味のない人から見れば、どちらも同じVTuber事務所という括りでしかないと思います。

 

しかしその実、毛色は全くと言っていいほど違います。

その違いは、それぞれの事務所のオリジナルソングに顕著に表れていると思います。

 

「にじさんじ」にはライバー12名が歌う「Virtual to LIVE」という、言わば「『にじさんじ』の曲」とも言える曲が存在しています。

一方、「ホロライブ」は流石アイドル事務所と歌っているだけあって、「Shiny Smily Story」「夢見る空へ」「キラメキライダー」という事務所単位の曲が3曲も存在します。

 

それぞれ素晴らしい曲だと思いますが、この両者を聞き比べた時に、明らかに違う点が1つだけある、そう私は思います。

では、一体何が違うというのか。

 

当然、歌詞やメロディーといった曲的な要素がエモさを際立たせている部分もありますが、それを抜きにしてどう聞いても、圧倒的に「Virtual to LIVE」の方がエモさを感じるのです。

では、どうして「ホロライブ」よりも「にじさんじ」の方がエモく感じるのでしょうか。

そこには、「にじさんじ」の自然体感と「ホロライブ」の人口物感が関係してくると考えます。

 

先ほど簡単に説明させていただきましたが、「ホロライブ」という事務所は”アイドル”事務所として立ち上げられました。

”アイドル”というのは、言ってしまえば「可愛く見られるために愛想を振りまく」のが仕事ですから、普段どんなに大暴れしていようとも、決めるところ、この場合では公式の歌撮りでしょうが、そこではしっかりと可愛さをアピールしなくてはなりません。

しかし、それは到底自然なものと呼べるものではなく、人の手によって作り出された、言わば人工的な可愛さであり、どこか不自然な空気感が溢れ出してきます。

その一方で、「にじさんじ」という事務所は「ホロライブ」のような”アイドル”という制約はなく、ライバーが無理をして可愛さを演出する必要はないのです。

そのため、各々のライバーがいつでも素でいることができ、とても自然な空気感を演出することができるのです。

 

つまり、

ということです。

 

当然、人工物だから感動しないというわけではありませんが、やはり、自然体で感じた感動の方が遥かにインパクトは上を行くでしょう。

だから、「ホロライブ」よりも「にじさんじ」の方がエモさを感じることができるのです。

 

しかし、”アイドル”であるからこそメリットになる部分があるのも事実です。

 

例えば、ファンのつきやすさです。

先ほども言った通り、”アイドル”は「可愛さを振りまく」、「愛想を振りまく」のが仕事です。

だから、囲いのせいで入れないということがあっても、ライバー自身に入りずらさを感じることはないでしょう。

むしろ、愛想があるおかげで新規の人も入りやすいのではないでしょうか。

その一方で、アイドル属性がないと、どうしてもその人なりのクセが強すぎては入りずらい、という現象が度々起こります。

「にじさんじ」はそのいい例で、トップを張る月ノ美兎さんはもちろん、クセの強い人ばかりが集まる集団なので、中々とっつきにくいところは正直あります。

その影響か、「にじさんじ」よりも「ホロライブ」の方が、各々のライバーの登録者数は多いです。

 

また、”アイドル”という人工物感から不意に出る自然さも、メリットの1つだと思います。

人の手から作り出された人工物から、自然物が生まれることも稀に起き得ます。

人はその本来ならあり得ない事象に、普段より大きく感動を覚えるものです。

いわゆる”ギャップ萌え”ってやつですね。

例えば、百合カップリングとか、ライバーの素の部分が出たりとかですかね。

そういった自然さが時として出て感動を覚えるのも、”アイドル”という人工物感があるからこそではないでしょうか。

 

上記2つのように、”アイドル”であるからこそのメリットがあると思います。

 

……といった具合に、VTuber事務所「にじさんじ」と「ホロライブ」の違いを、本当に簡単ではありますが、それぞれのオリジナルソングをベースに見て行きました。

いろいろ言いましたが、まとめるとこんな感じです。

・「にじさんじ」は様々なタイプのライバーがいる芸能プロダクション的な事務所。
・「ホロライブ」は様々なタイプのライバーがいるけれど、その根本である”アイドル”精神は一貫して変わらない、れっきとしたアイドル事務所。
・「ホロライブ」は”アイドル”事務所であるが故に、ライバーの自然さを失くしてしまっており、エモさを感じることができない。
→しかし、”アイドル”事務所であるため、「人口物感と自然さのギャップ萌え」や「可愛さと愛想を振りまく」などのオタクのツボをしっかりと押さえており、多くのファンの獲得を実現している。
・一方「にじさんじ」は、ライバーの素の部分を生かし、自然さを十分に発揮しているため、エモさを感じることができる。
→しかし、ライバーの素がクセの強さとなり、逆に人を寄せ付けない、人を選んでしまう。

 

こう見てみると、それぞれにそれぞれのメリット・デメリットがあり、断定的にどちらがいいとも言えませんが、「皆違って、皆いい。」ってことでいいのではないかと思います。

他にも、3Dの違いや企画力の違いなどありますので、機会があれば、いずれそちらもご紹介したいと思いますのでお楽しみに。


さて、今回はここで終わらせていただきます。

今後もこういった趣味のお話や私の独り言をブログに記していきますので、気に入っていただけたら再び足を運んでくれたら嬉しいです。

それでは、皆さんまたお会いしましょう。

さようならー。

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