皆さん、おはこんばんにちは。
雨宿時雨と申します。
さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2022年1月12日に起きた
『ダンプカーの左後部のタイヤが外れて男性の背中に衝突した件』についてです。
それでは、早速見ていきましょう。
概要説明
まずはニュースの概要の説明からさせていただきます。
2022年1月12日午後0時30分ごろ、群馬県渋川市半田の国道にて、走行中のダンプカーからタイヤが外れ、歩道を歩いていた男性(45)に直撃する事故がありました。
群馬県警渋川署によりますと、事故があったのは群馬県渋川市半田の片側2車線の国道17号で、走行中だったダンプカーの左側後輪から直径約1m、重さ約100kgほどのタイヤが2本外れました。
外れたタイヤのうち1本は、中央分離帯を乗り越えた後に反対車線のフェンスへぶつかって止まりましたが、もう1本は中央分離帯がないところをそのまま通過し、タイヤが外れた地点から約500mほど離れた反対車線の歩道を歩いていた男性に直撃してしまいました。
目撃者の証言によりますと、タイヤはポンポンと跳ねるように転がり、男性の背中にタックルするようにぶつかったということで、タイヤに直撃した男性はタイヤに沿ってのけ反るように倒れたとのことです。
タイヤが直撃した男性は市内の病院に緊急搬送され、命に別状がないことが確認されましたが、大動脈解離、肝臓損傷、ろっ骨骨折などの重傷を負う形となりました。
タイヤが直撃した男性の父親は、「息子は後ろから何かが当たって倒れた以外何も記憶がないらしく、気が付いたら病院だったようだ」「お医者様に『心臓の大動脈がもう少し切れる幅が広ければ即死だった』と言われた」「運送会社からは『全面的にうちのミスなので、大変申し訳ない』と電話頂いた」 と話していたようです。
一方、タイヤが外れたダンプカーを運転していたのは、群馬県内の運送会社に勤める女性ドライバー(46)で、群馬県片品村から茨城県内の工場に向け砂を運搬中だったとのことです。
ダンプカーを運転していた女性ドライバーは、タイヤが外れた後にすぐに路肩に寄せて停止させ、群馬県警渋川署へ「タイヤが外れて通行人に当たった」と110番通報しました。
今回事故が発生した運送会社の説明によりますと、今回外れたタイヤは2021年12月にタイヤメーカーへスタッドレスタイヤに交換作業を依頼したものであり、運んでいた砂の過積載や走行スピード超過などの問題はなかったことから、整備上の問題があったのではないかとのことです。
専門家によりますと、ダンプカーなどの大型車両は、タイヤ交換を行った後に一定距離を走ると“初期なじみ”と言われるタイヤのネジの緩みが発生する恐れがあるため、緩みを補う“増し締め”を行う必要があるそうで、国土交通省からも「タイヤ交換後50キロから100キロ走行した後には“増し締め”を行い、さらに日常的な運行前の点検を行うように」と注意を呼び掛けがなされています。
実際、2021年でタイヤが外れる事故が131件も起きており、うち95%の125件が今回と同様に左後輪だったようで、この理由を国土交通省は「右折する時は比較的速い速度で曲がるため、遠心力で積荷の重さが左の後輪に掛かる可能性が高いから」と説明しています。
今回の件について、運送会社は「運転手によると、この日の朝の日常点検でも、異常はなかったということでした。被害者の方には、本当に一日も早いご回復を祈っています」とコメントしました。
群馬県警渋川署は、脱輪した際の状況や整備に問題がなかったかなどを調べる方針とのことです。
ネットの反応
ドライバーやってますが、普通に乗用車に乗る人達が出発前に点検してないのと同様、運送業者も割としてませんよ。
歩道を歩いていてタイヤが向かってくるなんて夢にも思いませんよね。
日常点検をしていればほぼ防げた事故でしょう。
自分が使う道具である以上、自らがチェックする必要があると思う。
今はボルトやナットのゆるみを視覚的に表してくれる便利な道具もあるから、より視覚的にわかりやすい方法をとった方が効果的だと思う。
はるかに大きいダンプのタイヤは転がれば、他者からすれば凶器でしかない。
死者が出なかったのが不思議なぐらいの事故。
正ねじでゆるみやすくなったのは分かるが、正直単純に運転手が乗車前点検をしていないだけだと思う。
私が思うこと
では、ここから私が思うことをお話していきたいと思います。
今回のニュースは、ダンプカーのタイヤが外れて男性の背中に衝突する、というものでしたが、外れたタイヤが転がってくるなんて、通常的に考えれば予測もつかないですよね。
そもそも本来であれば、タイヤのネジの緩みを確認するなどの日常的な整備は、運送会社などであれば出発前に行われているはずですから、このような事故は起こるはずがないと思われます。
もちろん、何らかの拍子に突如としてネジが折れるなどあるかもしれませんが、本当に稀なケースだと思いますし、日常点検を行ってさえいれば、確実にネジの劣化や異常などは分かると思います。
また、コメントでも多く散見されましたが、ネジの締め方が”JIS方式”と呼ばれる逆ネジで締めていたところ、”ISO方式”と呼ばれる正ネジ方式で締める方法に変わったことでネジが緩みやすくなったようですが、それはあくまで”緩みやすくなった”だけであって、根本的な原因はドライバーさんの点検不足であり、これもまた日ごろの点検を行っていれば済んだ話だと思います。
そのように考えれば、今回事故を起こしてしまったドライバーさんは日常点検を怠っていた可能性が高く、今回の事故は事前に防げた事故であったと考えられます。
だとすれば、今回被害に遭ってしまった被害者の男性に予測なんてできるはずもないですし、そもそもとして、今回のような事故に遭わなくても済んだ可能性が高いと思います。
今回運転していたドライバーさん及び運営会社さんにはしっかりと反省していただいて、今後はしっかりと点検業務を怠らないようにしていただきたいと思います。
しかして、タイヤの威力とはすごいものですね。
外れたタイヤはコロコロと転がり、すぐにバランスを崩して横たわるものだとばかり思っていましたが、まさか500メートルもスピードを落とさずに転がり続けていられるとは驚きです。
時速60キロのスピードで1メートル以上もある100キロ越えの物体が飛んでくると考えたら、コメントにもあった通り、ただの凶器でしかないような気がしますし、相当な恐怖だったと思います。
そんなものが知らず知らずのうちに背中に衝突していたらもの凄い衝撃だと思いますし、重症を負って記憶を失くしても当たり前と言えるほど、死亡しなかったのが奇跡だと言えます。
後遺症を負ってしまうこともあるかもしれませんが、今回被害を受けた男性には不幸中の幸いだと思って、強く生きていただきたいと思います。
まとめ
さて、今回取り上げさせていただいたニュースは
『ダンプカーの左後部のタイヤが外れて男性の背中に衝突した件』についてでした。
本来であれば、乗用車も必要な日常的な点検。
私たちは普段何気なく怠っていることですが、今回のような事故を見ると、教習所で習ったことは意外と大切なことで、その行動が予期せぬ事故を減らしていくのだと思います。
運送会社やタクシー会社などの通常的に車を扱う職業の方々はもちろんのことですが、乗用車を扱う私たちも普段からの日常点検を心がけていきましょう。
今回のニュースはこれで終わりです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。
それでは、さようならー
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