皆さん、おはこんばんにちは。
雨宿時雨と申します。
さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2021年11月9日に起きた
『死刑を望んでこども園を襲った男が男性職員に取り押さえられた件』についてです。
それでは、早速見ていきましょう。
概要説明
まずはニュースの概要の説明からさせていただきます。
2021年11月9日午前10時40分ごろ、宮城県登米市豊里町にある「豊里こども園」にて、刃物を持って侵入したとして、宮城県警は宮城県登米市豊里町に住む無職の大槻渉容疑者(31)を建造物侵入容疑で現行犯逮捕しました。
事件当時、園内には園児約200人と職員約40人がおり、うち約70人の園児が園庭で遊んでおり、大槻渉容疑者はその園の敷地周辺を徘徊していました。
園庭で園児と遊んでいた男性職員は敷地の周囲をうろつく大槻渉容疑者を不審に思い、別の職員に「変な人がいる」と耳打ちし、他の職員と協力して園庭にいた園児71人に「雨が降りそうだから、急いで中に入ろうね」と伝え、園児を園内へと避難させました。
さらに、中にいた職員には不審者がいた時の合言葉である「いかのおすしが届きました」という言葉を伝えると、約5分で園児全員を園舎に避難させました。
その後、複数人の男性職員で大槻渉容疑者に声をかけたところ、無言で高さ約1メートルの柵を乗り越えて園庭内に侵入し、自宅から持参したとみられる刃渡り約12センチの包丁で職員に切りかかろうとしたため、男性職員4人で大槻渉容疑者を取り押さえました。
取り押さえられた大槻渉容疑者は、通報を受け駆け付けた警察に身柄を引き渡され、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕されました。
園内にいた園児と職員にはけがなどはなかったそうです。
登米市によりますと、「豊里こども園」は2021年4月にオープンしたばかりではあったものの、きちんと危機管理のマニュアルを策定してあり、今回の事件までに2回ほど職員間で不審者対応の訓練を実施していたようです。
また、訓練では今回使われた合言葉を決めており、不審者を見かけた際には今回のように合言葉で情報共有して対応することを確認していたということです。
今回大槻渉容疑者を取り押さえた男性職員は「怖かったという思いはあったが、自分の後ろに子どもたちがいると思うと、子どもたちを守らなければいけないという思いが勝った」「今後も保護者が安心して登園させられるよう頑張っていきたい」と話していたそうです。
一方、大槻渉容疑者と同居している家族によれば、大槻渉容疑者は5年以上前に仕事を辞めており、家でもほとんど話すことがないような引きこもりきりの生活を送っていたということです。
大槻渉容疑者は警察の調べに対し、「子どもを殺す目的で侵入した」「子どもなら簡単に殺せると思った」「自殺はできないから、こども園に通っている小さな子どもを最低2人殺して、捕まって死刑になろうと思った」「職員が邪魔してきたため殺そうと思った」などと供述し、容疑を認めているとのことです。
宮城県警は事件の詳しい経緯を調べていく方針です。
ネットの反応
本当に理想の避難誘導をされたなぁと感心します。
子供たちを脅かすことなく安全に避難させ、犯人に対応、取り押さえ、この園の対応は本当に素晴らしい。
死刑を自分が死ぬ為の手段として利用しようとするなんて到底理解出来ない。
安楽死を選択できる時代にしたほうが犯罪は減るのでは?
自分で自分も殺せないなら人を殺そうとするな。
男性保育士とはいえ、刃物を持った人間に立ち向かうのは怖かっただろう。
勝手に1人で誰にも迷惑かからん所で逝ってくれ。
職員に男性が多くて良かったし、他の職員も訓練の成果を連携プレーで発揮してて尊敬する。
私が思うこと
では、ここから私が思うことをお話していきたいと思います。
今回のニュースは、死刑になりたくてこども園を襲った男が男性職員に取り押さえられる、というものでしたが、正直な話「またかよ」という印象を受けました。
前回取り上げた京王線の話もそうでしたが、「死刑になりたい」という人が最近多い気がします。
もちろん、前の事件に触発されてそういった発言をする人もいるのだと思いますが、そもそもとして、事件を起こしてそういった発言をせざるを得ない状況を作り出している、現代の社会情勢にも問題があるように思えます。
当然、本人の努力不足が根本的原因ではあるとは思いますが、今の日本は一度地の底に落ちると二度と這い上がってこれない、そんな厳しい仕組みになっていることも事実だと思います。
そういった人たちを救済する良いシステムがあれば、何か変わるのではないかと個人的に思います。
それはともかく、今回の犯人も前回同様に詰めが甘い犯行だったと言わざるを得ません。
「子どもなら簡単に殺害できる」と思っているのなら、なぜこども園なんかを狙ったのでしょうか。
海外の子どもならいざ知らず、日本の子どもなら外で自由に遊んでいる場面をよく見かけます。
死刑に限りなく近づくために大量殺人を狙うなら話は分かりますが、やはり「最低2人以上殺害すればいい」という考え方なら、子どもだけで遊んでいる公園などを狙うのが定石でしょう。
「2人以上殺害する」という考え方なのに、わざわざ多くの大人が見守っている、しかも警備システムが必ず導入されているこども園を狙うとは、相当頭を使っていない人という印象を受けますね。
しかも、敷地周辺をうろつくことで職員に勘づかれて、あまつさえ、子どもが園内に入ってから侵入するというところから見ても、相当な計画性のなさや意気地のなさが伺えます。
さらに、男性職員を一人も傷つけることなく、簡単に取り押さえられる始末。
救いようのない人です。
まだ前回の犯人の方が頭や潔さともに、犯人としての立ち振る舞いはよかったと思います。
とは言え、そのおかげで誰も傷つくことがなかったのですから、ある意味犯人に感謝です。
それにしても、今回被害に遭った園の対応は素晴らしいものでしたね。
取り押さえ男性職員はもちろんですが、周りの職員の方々も訓練通りに冷静に対処し、園児たちをしっかりと避難させることができたわけですから、本当に素晴らしいです。
私も小学校、中学校時代に避難訓練を行いましたが、これで意味があるのか疑問でした。
この事件を見て、やはり訓練をする、合言葉を決めておくのは、非常に大事なことなのだとつくづく感じさせられました。
今回の園の対応で保護者さんもきっと安心したことでしょう。
本当に何事もなくて良かったと思います。
まとめ
さて、今回取り上げさせていただいたニュースは
『死刑を望んでこども園を襲った男が男性職員に取り押さえられた件』についてでした。
小学校、中学校と行われてきた避難訓練や防犯教室。
不真面目にやっていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、今回の事件ではその訓練の成果が発揮されました。
何かと犯罪の多い昨今、「備えあれば患いなし」という言葉があるように、皆さんも防犯の意識を高めて見てはいかがでしょうか。
今回のニュースはこれで終わりです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。
それでは、さようならー
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