皆さん、おはこんばんにちは。
雨宿時雨と申します。
さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2021年8月26日に起きた
『信号無視で事故を起こした電動キックボードに乗っていた女を書類送検した件』についてです。
それでは、早速見ていきましょう。
概要説明
まずはニュースの概要の説明からさせていただきます。
2021年6月2日午後7時10分ごろ、東京都新宿区新宿3丁目の交差点にて、信号無視をして人身事故を起こしたとして、警視庁は2021年8月26日、東京都新宿区に住む飲食店従業員の女性(23)を自動車運転死傷処罰法違反(無免許危険運転致傷)などの疑いで書類送検しました。
女性は事件当時、原付きバイクに当たる電動キックボードを運転しておりましたが、免許を取得しておらず、無免許の状態で運転していました。
そして、女性は赤信号であるのにも関わらず、事件現場である交差点に時速約20キロで進入し、左から直進してきたタクシーと衝突しました。
この事故で、タクシーに乗っていた40代の乗客男性が頭にけがを負い、電動キックボードを運転していた女性自身も右手を骨折しました。
今回、女性が運転していた電動キックボードは、2020年9月ごろに東京都新宿区の家電量販店で買い、販売店からは「そのままの状態では公道を走ることができない」と説明されていたそうですが、女性は原動機付自転車としての登録通勤などをせずに、そのまま通勤などに使っていたということです。
今回の事故を受け、警視庁は書類送検するか検討していましたが、販売店から説明されていたことなどから、「電動キックボードで公道を走行するために免許が必要なことは認識していた」と裏付けられ、約3か月後に書類送検される形となりました。
女性は警視庁からの調べに対し、「運転に免許が必要なことは知っていた」「便利な乗り物で楽しそうだと思った」と供述しており、容疑を認めているそうです。
なお、電動キックボードは、従来の車輪と板だけのキックボードにモーターを積んだ立ち乗り二輪車で、速いもので最大時速40キロ以上のスピードで走ることができます。
以前は欧米で普及が進んでいましたが、安いものだと5千円ほどで購入することができ、車体も従来のキックボードと大差ないため、その手軽さから国内でも注目されるようになりました。
しかし、その一方で、大阪府内で歩行者を電動キックボードでひき逃げしたとして、運転していた男が道交法違反などの疑いで逮捕されるなど、事故やトラブルが各地で多発しており、運転に対する注意を含めた取締りが強化されています。
現在の道路交通法において、定格出力0・6キロワット以下のモーターを積載したものは”原付きバイク”と同じ扱いとされており、大半の電動キックボードは”原付バイク”に該当することとなります。
原付バイクで公道を走る際には、運転免許やナンバープレート、ヘルメット、自賠責保険への加入が義務づけられており、その他、バックミラーや方向指示器などの整備も必要になってきます。
今回、書類送検された女性はいずれの義務も怠っており、無保険運行や整備不良の容疑にも問われているそうです。
ネットの反応
原付扱いなのに安易に量販店などで販売出来る事がそもそも間違い。
街でもちらほら見かけるようになったきたので、そろそろ現在の規制を本格的に見直すべきだと思います。
「赤信号で交差点に進入」って、キックボードを何だと思っていたのだろう。
免許以前に信号や一時停止を守ることができない人が、自転車も含め車両に乗せるべきでは無い。
海外ならいいけど、残念ながら日本の狭い道には向かないんですよね。
生身で車道のど真ん中を走れる神経がすごい。
事故の被害者になる可能性を考えると、あんな無防備な乗り物には乗りたくないなぁ。
元々免許も持たず車にも興味ない人なら、それこそ自転車感覚で乗り回す人がいても不思議のない中途半端な乗り物だから、電動キックボードの運用を正式に認可するのであれば、ルールの周知徹底が必要。
私が思うこと
では、ここから私が思うことをお話していきたいと思います。
今回のニュースは、電動キックボードで事故を起こして書類送検された、というものでしたが、正直「世の中にこんなものが出回っているのか~」と今回の件で初めて知りました。
コメントにも書いてあったのですが、田舎暮らしをしていると、あまりこういった乗り物は見ないんですよね。
都会だと少し行けば駅があったり、お店があったり…と、そこまで遠出しなくても目的が果たせますが、田舎だと車を使っても約10分、20分くらいしないとお店がありませんから、必然的に車が必須になってくるんですよ。
その点で言えば、遠出をしなくて済む都会だと徒歩や自転車が主流になり、更なる利便性を求めると、こういった乗り物が流行ってくるのかもしれませんね。
ただやはり、「電動キックボードも原付の1部である」と、より多くの人に周知をしていった方がいいと思います。
私なんかは『電動キックボード』と聞いて、「子どもの頃によく遊んでいた『キックボード』に毛が生えたくらいのもだろう」と思っていたので、無免許で逮捕された意味が分からなかったですからね。
電動キックボードとはどういったもので、使うにあたってどういった手続きを行い、何が必要なのかを周知し、講習を義務付けるなどをした方がいいのではないでしょうか。
また、電動キックボードの取り扱いをもう少し厳しくした方がいいと思います。
安易に安価で家電量販店やネット通販サイトなどで買えてしまうから、自転車のような感覚で安易に買い、使う人が増えるのではないでしょうか。
であれば、取り扱い許可が出ている実店舗のみで販売するとか、販売する際には免許書の提示を義務付け、説明を受けなければならないとか、そういったことが必要なのではないかと私は思います。
後は、個人的に原付バイク専用レーンとか作ってほしいですね。
正直車を運転していると、原付が怖くてしょうがないんですよね。
特に今回の電動キックボードの場合、原付バイクよりも最大時速が出ないものも多いですから、車両レーンを走られると結構邪魔なんです。
このまま車両レーンを走らせていてもお互い損しか生みませんから、どうにかしてほしいものです。
まあ、ただ今回の事故の場合、決定的な事故の原因は”信号無視”ですからね…。
そこは歩行者、自転車、車、バイク…、そういったものは関係なしに同じルールの下でやってますから、しっかり守っていただきたいですね。
まとめ
さて、今回取り上げさせていただいたニュースは
『信号無視で事故を起こした電動キックボードに乗っていた女を書類送検した件』についてでした。
世の中、ニーズに合った便利なものが増えていっていますが、その使い方を間違えると自分だけでなく、他人にも何らかの影響を与える元となります。
ですから、それが他人にとっての不利益にならぬように、しっかりとしたルール作りが必要になってくると思います。
今回の電動キックボードなんかは特にまだ流行り始めといったところでしょうから、悲惨なことになる前に、ここで基礎を固めていってほしいところですね。
今回の事件で言えば、両者ともに大事に至らなくて良かったと思います。
皆さんも、電動キックボードは原付バイクの1種だという感覚を忘れずに、ルールを守って、安全に走行してくださいね。
今回のニュースはこれで終わりです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。
それでは、さようならー
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