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『先輩がうざい後輩の話』の五十嵐双葉から考える、好きなものを仕事にすべき理由

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皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、Twitterのプロフィール欄に「アニメ好き」を豪語している私でありますが、最近では特段アニメを見る気も起きず、vtuberの切り抜きばかりを見て時間を消化する日々が続いておりました。

そんな中、突如としてスイッチが入った1ヶ月前の私は「ラブコメ作品が見たい!」という衝動に駆られ、2021年秋アニメの中からラブコメ作品1本を見てみることにいたしました。

 

それにしても、2021年秋アニメのラブコメ作品は非常に豊作揃いです。

見たいアニメも『古見さんはコミュ症です』『大正オトメ御伽話』『先輩がうざい後輩の話』の3作品で迷いました。

そんな葛藤があった最中、最終的に私が選んだのは『先輩がうざい後輩の話』というアニメでございます。

 

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、このアニメは「同じ会社で働く先輩と後輩」、「同僚同士」、「男子中学生と社会人女性」という3グループの恋愛模様を描いた作品となっております。

どのカップリングも付き合いそうで付き合わない、そんな焦れったいやり取りが可愛い作品で、作画も終始綺麗なまま、内容自体も非常に面白かった作品でございます。

また、オープニングソング『アノーイング!さんさんウィーク!』というJunkyさんが作詞作曲を手掛けた楽曲も、非常にJunkyさんらしい可愛さや元気さ溢れる素晴らしい一曲となっております。

さらにさらに、オープニング映像のサビ部分で魅せた主人公・五十嵐の動きの滑らかさは本当に綺麗で、「ここまで作画が綺麗な作品も珍しい」と私自身本当に驚いた次第です。

そんな力説したくなるくらい、全てにおいて魅力溢れる非常に良くできた作品なので、是非一度視聴してみることをオススメさせていただきます。

 

…といった具合に一通り布教したところで、今回の本題へと入っていきたいと思います。

 

突然ですが、皆さんは『好きなものを仕事にしない方がいい』という話を聞いたことがありますでしょうか。

世の中には「好きなものを仕事にすると好きなものまで嫌いになってしまう」「仕事と趣味の境目がなくなってオンとオフの区別がつかなくなってしまう」「息抜きしようと思っても好きなものが仕事な故に息抜きできなくなる」…など、好きなことを仕事にすることで何かしらの弊害が生まれるため、仕事は好きなものでない方がいいという意見があるそうです。

もちろん、人それぞれの考え方次第ですから安易な否定はいたしません。 

 

しかし、私はむしろ『好きなものを仕事にした方がいいのではないか』と思うのです。

と言うのも、先程ご紹介したアニメ『先輩がうざい後輩の話』の主人公・五十嵐双葉の姿を見ていると、どうにもそのように思えてきてしょうがないのです。

 

物語の主人公である五十嵐双葉は糸巻商事という会社の営業部に所属しています。

一般的に”営業部”と言うと「ノルマを達成しなければならない」「そもそもノルマが厳しい」「歩き回って疲れる」「失敗したら大損害」…など、良いイメージがある人は少ないと思います。

一方、五十嵐双葉はそんな悪評高い場所で腐ることもなく、むしろ、仕事に対してもの凄く前向きな姿勢を見せています。

例えば、「営業は速さが大事」と言って歩く速度を速めたり、人の仕事を肩代わりしたり、常に向上心を持ち続けてプライベートでも勉強をしたり、仕事上でミスをすれば悔し泣きをしたり、逆に仕事が上手くいけばもの凄く喜んだり…などが挙がります。

つまり、五十嵐双葉という人物は常に仕事のことを意識し続け、仕事上で何かあればそれだけで一喜一憂する仕事熱心な真面目な人なのです。

 

通常的に考えれば、仕事を常に意識し続けられる、ミスして悔し涙を流せる、仕事への向上心を見出すことができる、プライベートで仕事の勉強ができる…など、ここまで仕事に対して熱意を持てる人間は中々いないと思います。

例え熱意を持つことができたとしても、その熱意を保つということは中々難しく、最終的にうつ病などの精神病を患ってしまう人も少なくありません。

ましてや、そもそも仕事嫌いの人であれば熱意すら持つことが難しく、向上心などはおろか、ミスして怒られても無関心、常に別のことに意識が向いており、仕事に対してのやる気など皆無という人も中にはいたりします。

正直な話を言ってしまえば、私自身も仕事がそこまで好きではありませんから、支障をきたさない程度の力でしか働いていません。

そんな中で五十嵐双葉は仕事に対しての熱量を保ち続けているのです。

 

では、なぜ五十嵐双葉は仕事に対して熱量を持ち続けられているのでしょうか。

もちろんそこには、職場内に優しい上司がいるから、励ましてくれる同僚がいるから、好きな先輩がいるから…などの外部的要因もあることでしょう。

しかし、私は偏に『五十嵐双葉自身がその仕事を好きだったから』ではないかと思うのです。

 

前述した通り、真面目に熱意を持って仕事を続けると、「まだ頑張れる」「やらなきゃいけない」などの思考と「もう頑張れない」という心身とのギャップが生じることで、思考と心身のバランス関係が崩れ、やがてうつ病などの精神病を患う人も少なくありません。

私がここで注目したいのは『思考と心身にギャップが生じてバランスを崩した』ということです。

『思考と心身にギャップが生じてバランスを崩した』ということは『頭で考えているほど心には余裕がなかった』、即ち曲解すれば『頭では「好き」と思っていても心はそれを受け付けなかった』ということだと解釈できると思います。

はっきり言うならば、それは『心からの好きではなかった』ということではないかと思うのです。

もちろん、あくまで私なりの持論かつ曲解した理論ですから、中にはうつ病などの精神病を患った方々の中にも好きで仕事をやっていた方もいると思います。

しかし、個人的な考えとしては、「心身を壊したことにも気づかないほど熱中できる」「そもそも心身すらも壊れないほどに心に余裕を持てるもの」こそが『心から好きなもの』と呼べるのではないかと思うのです。

であれば、心身を壊して精神病を患った時点で『心から好きなもの』とは呼び難いと言えます。

 

一方、五十嵐双葉はどれだけ仕事のことを考えても、どれだけ仕事で失敗して悔し涙を流しても心身を壊すことなどなく、むしろ、以前より前進しようとめげずに努力し続けました。

もちろん、その努力は辛いものでしょうが、それ以上に彼女の顔には楽しさが垣間見えました。

先ほども言いましたが、『心から好きなもの』でないと「まだいける」と考えて頑張り続けても最終的には心のキャパシティーをオーバーして潰れます。

そういった観点から考えるならば、ここまで頑張り続けても潰れない、むしろ、顔に楽しさまで垣間見える五十嵐双葉という人物は『心から仕事を好きでいる』のではないかと思うのです。

 

そして、そんな『心から仕事を好きでいる』五十嵐双葉を見て思うのです。

辛くても楽しさが上回り乗り越えられる、そんな『心から好きだと思えるものを仕事にするべきではないか』と。

 

時に次のようなことを言い出す人を見かけます。

「嫌いな仕事でも1つくらい好きなことが見いだせる」。

もちろん、「嫌いなものは嫌い」とネガティブ思考になるよりかは、そうしてポジティブ思考に考えて前向きに取り組んだ方が良いでしょう。

しかし、やはり「嫌いなものは嫌いでしかないのではないか」と私は思ってしまいます。

 

例えば、勉強嫌いな子が国語だけ、或いは、数学だけを好きになることなどあるでしょうか。

もちろん、周囲の教え方や本人の取り組み方次第では好きになることもあるでしょう。

しかし、勉強嫌いな子は机に向かうこと自体が嫌いな子も多いですから、そもそもある一定の科目ですらも好きになる機会などないのではないでしょうか。

 

そして、こういった事象は何も勉強に限った話ではなく、仕事はもちろん、どんな物事でも同じ話が言えるのではないかと思います。

もちろん、好きになる機会がないかどうかは、先も言ったように周囲の環境や当人の気持ちによるところは大きいと思いますし、そもそも「嫌いだからやらない」と言うのは所謂“やらず嫌い”であるとも言えます。

ただ、この”やらず嫌い”に関して私が思うのは、『“やらず嫌い”であるからこそ「嫌いだから嫌い」という感情を克服することは難しいのではないか』ということです。

 

皆さんの中にも経験された方もいらっしゃると思いますが、子どもは“食べず嫌い”を克服するのに相当な時間と労力を使います。

その“食べず嫌い”は当人の意思では解決できないため、両親がどうにかこうにか策を弄しながら克服させていこうとすることで、子どもはいつの間にか“食べず嫌い”を克服できるようになるものです。

 

しかして、大人にはどうでしょうか。

子どもには教育や指導を施してくれる”大人”という存在が必ず存在していました。

要するに『子どもには“食べず嫌い”を克服させようと尽力する周囲の環境がある』ということです。

しかし、よくよく考えてみれば、大人には『何かを教えてくれる』『何かを指導してくれる』というような存在がいること自体が皆無ではないでしょうか。

 

つまり、大人が抱く「嫌いだから嫌い」という“食べず嫌い””やらず嫌い”を克服できるチャンスはほとんどないに等しいのです。

だから、先ほども言ったように「嫌いだから嫌い」という感情を克服することは難しい、ひいては、仕事嫌いを直すのは困難であると言えるのです。

 

そうして考えると、一生掛かっても好きになれそうもない仕事をグダグダ言いながらやるよりも、やはり五十嵐双葉のように『心から好きだと思えるものを仕事にするべきではないか』と思うのです。

もちろん、好きな物事を仕事にすることで嫌いになるかもしれませんし、切り替えができなくなることもあるかもしれません。

しかし、仕事を嫌々やって心身を壊すよりもよっぽどいいと思いますし、何より先ほども言った通り、好きだからこそ辛くても乗り越えられる『踏ん張りどころ』が作れるという利点もあります。

要するに、好きなものを仕事にすることで「好きだからこそもっと上に」「好きだからこそ簡単に嫌いになりたくない」「好きだからこそもっとやっていたい」…など、向上心を持てたり、粘り強く踏ん張れたり、継続して努力を続けられたりするのではないかと思うのです。

だから私は、五十嵐双葉のように『心から好きなものを仕事にするべきではないか』と思うのです。

 

…ということで、『好きなものを仕事にすべき理由』をお話してきました。

実はこのお話はYouTubeの雑談配信でも一度させていただいているものなので、聞いたことがある方もいたかと思いますが、再度言葉としてブログにまとめてみようと書かせていただきました。

その関係で今回の内容は少し硬いお話になってしまいましたが、冒頭にお話した通り、アニメ自体はラブコメチックな可愛く、緩い形のものなので、是非ご覧いただければと思います。

そして、このアニメをご覧いただいた際には、当ブログの内容を思い出して、「今の仕事は自分に向いているのか」「自分は今の仕事が好きなのか」…などと考えてみてはいかがでしょうか。

それでは。


さて、今回はここで終わらせていただきます。

今後もこういった趣味のお話や私の独り言をブログに記していきますので、気に入っていただけたら再び足を運んでくれたら嬉しいです。

それでは、皆さんまたお会いしましょう。

さようならー。

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