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私がテレビを見なくなった理由

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皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、今回の時雨ブログの話題は『テレビ』のお話をしていこうと思います。

 

突然ですが、皆さんは最近テレビを見ているでしょうか?

テレビというと、音楽番組やクイズ番組といったバラエティー番組から情報番組やニュース番組などのまじめな番組、その他にもドラマや映画、アニメなど様々な番組が放映されています。

しかし、ここ数年間では「テレビ離れ」なんて言われて久しく、昔と比べてみると、どの番組も視聴率が取りにくい状況になってきております。

その状況を鑑みると、テレビを見ないという方も多いのではないでしょうか。

 

かく言う私も、先日家族がバラエティー番組を見ているのを見て、「そういえば最近、まともにテレビを見ていないな」と気づかされるくらいには、ここ最近ではテレビは全く見なくなりました。

朝から暗いニュース番組を見るのは嫌ですし、バラエティー番組も昔に比べて格が下がったように感じるため見ていません。

ドラマや映画、アニメなどはたまに録画して見るくらいで、基本的にレンタルやアマゾンプライムなどの有料サービスで見ることが多く、リアルタイムで見るということはまずなくなりました。

 

昔はあれだけテレビっ子だった私も、今では全く見なくなったことを考えると、時代が進んだのだなとしみじみ感じます。

 

まあ、そんな感想はさておき、私がテレビを見なくなった理由を少しばかりお話していきましょう。

テレビを見なくなった理由はいくつか挙げられるほど、本当に様々な要因があるように思います。

 

近年ではスマートフォンやタブレット、ゲーム機などの普及によって、誰もがどこでも簡単に素早くインターネットに接続できる環境が整うなど、ネット環境の充実化が顕著に見られます。

それに伴い、YouTubeやTwitterなどの無料サービスやアマゾンプライムやHuluなどの有料サービスなど、いつでもどこでも手軽に見ることができるネットサービスの提供がされております。

その結果、昔はテレビぐらいしか暇を潰せるものがなかったのに対して、今ではネットを介して様々な方法で暇を潰せるようになりました。

 

しかし、ネット環境が整った、それだけがテレビを見なくなった理由ではありません。

これは推測でありますが、多くの人たちがネットに流れたことによって、スポンサーも減り、その出資金額も減らされていると思います。

その結果、昔よりも1番組の予算額は大幅にカットされており、低コスト、低クオリティーの番組が増えているように感じます。

要は純粋に番組自体の質の低下がみられ、昔よりもつまらなくなったという話です。

 

他にも、私ができることも増え、現在のように多くの趣味に時間を割くことによって、テレビを見る時間が減ったという生活環境の変化などもテレビを見なくなった要因の1つでしょう。

 

……というように、私がテレビを見なくなったのには多くの理由がある訳ですが、ここからが今回の話の本題となります。

 

私がテレビを見なくなったある程度の理由は、上記で挙げさせていただいた通りです。

しかし、最大の理由は別のところにあります。

 

それは「わざとらしい」という点です。

 

テレビで放映されている番組のほとんどは『台本』というものが存在しています。

昔と今では、その『台本』の使用率がどれほど変わったのか知りませんが、昔も今も『台本』があったという事実は変わりません。

その証拠として、昔からどの番組にも『演出家』『脚本家』『構成作家』という人たちの存在があります。

彼らは、番組を面白くするための演出や台本、構成を考えるプロたちであり、彼らがその番組の方向性や中身を決めていくのです。

もちろん、その番組に出演するキャストたちは、彼らの描いた予想図に沿って番組を進行させていくことになります。

 

台本があるとはいっても、バラエティー番組とドラマとでは少しイメージが変わってくるでしょう。

ドラマや映画では、完全に決められた言動をするように明確な指示が出されているのに対して、バラエティー番組などでは、ある程度の指示しか出されず、言葉などは明確に決められていません。

ドラマや映画は、基本的にキャストたちがメインというわけではなく、お話の内容がメインになってくるので、キャストたちのアドリブなどはあまり必要ないのです。

一方、バラエティー番組ではキャストたちがメインであり、キャストたちの自然体な演技が必要となってきます。

しかし、そうとも知らず明確に指示をしてしまうと、キャストたちの自然体の演技が見れなくなる可能性があるため、バラエティー番組などでは台本はある程度しか書かれていないのです。

 

台本があるなんて、ドラマや映画ならなんとなく想像つきやすいですが、バラエティー番組などだと少しばかり想像つきにくいですよね。

 

ただ実際問題、昔から台本があるのは事実ですし、番組進行中、台本変わりとなるカンニングペーパ、いわゆるカンペが出ているのもまた事実です。

しかし、何度も言う通り、その事実は昔からあるものであり、今に始まったことではありません。

ではなぜ、今と昔でここまで差がついてしまったのでしょうか。

 

当然、そこには企画自体の良し悪しが付き纏いますし、その良し悪しにはコンプライアンス的な話も付き纏います。

「昔はあれが許されていたから面白かったのに、今では規制ばかりでつまらない企画しか思いつかなくなった」なんていう人もいると思います。

実際、私も昔の映像を見返したときに、「今の時代、これはできないだろうな」と思うものも多いですし、「今これをやったら面白いだろうな」と思うものも多かったです。

 

ただ、私は根本的な部分はそこではないような気がします。

じゃあ、最終的にどこが問題なのかという話ですが、率直に言います。

今と昔を比べると、演者(キャスト)のクオリティーが昔より格段に下がったと思うのです。

 

私は先ほど、バラエティー番組などにも台本があるといいました。

つまり、出演しているキャストは皆、それぞれの役割やキャラ設定があり、その台本に沿って番組を進行する、いわばキャスト=演者なのです。

キャスト=演者ということは、バラエティー番組などに出演するキャストは、ドラマなどに出てくる俳優や女優とそう変わらないのです。

そして、その俳優や女優はどれだけ台本がつまらなくても、その持ち前の演技力で見るものを圧倒し、そのお話を面白く仕上げてくれます。

 

確かに、コンプライアンスばかり気にしてつまらない構成や台本、演出ばかりかもしれません。

また、バラエティー番組などに出演するキャストの人たちが、俳優や女優のようにお芝居の稽古をつけておらず、演技が下手な人がいるのは十分に理解しています。

しかし、そこに台本があり、その台本通りの役割、キャラ設定で番組を進行させている以上、それは演者と同等であり、そこに台本があるように見せてはいけないのです。

つまり、台本があるバラエティー番組に出演している以上は、最低でも台本がないかのような自然な演技、立ち振る舞いが要求されるべきであるということです。

 

ちなみに、ここで勘違いしないでいただきたいのは、別に「台本があることが悪い」と言っているわけではありません。

私自身、台本はあるべきだと思っています。

台本がなければ、すべてアドリブで進行するほかなくなりますし、そうなればただの内輪ノリのようになってしまったり、喋れなくなってしまったりと、ただただ面白くない、放送事故のような番組になりかねません。

その証拠に、お笑い芸人の漫才やコントのネタも台本があるくらいです。

世間ではそれを『ヤラセだ』と批判する人もいますが、アドリブや即興で面白いお話が作れる人なんてほぼほぼいないのですから、私は『ヤラセがある』=『台本がある』のは至極当然のことだと思っています。

 

私が言いたいのは、『台本があることが悪い』という話ではなく、『その台本がないように見せられない演者が多すぎることが悪い』という話をしたいのです。

 

そういった点で見てみれば、昔は演技が非常に上手い人が多かったように感じます。

実に自然な演技であり、とても台本があるようには思えませんでした。

では、今はどうでしょうか。

今の番組を見てみると、非常にわざとらしい演技ばかりであり、一瞬にして台本があることが丸わかりな人ばかりです。

 

別に私はそこまでの演技力を求めているわけではありません。

現に昔の芸人さんなどはできていたことを求めているだけです。

今まで多くの人ができていたことが、ここまで劇的にできなくなるというのはおかしな話です。

 

そこを考えると、正直私はキャストの皆さんのやる気の問題だと思っています。

実際、昔の番組を見ていると、どこか熱気といいますか、やる気が見えてきますし、演者もどこか楽しそうに見えます。

しかし、今の番組はどこか手抜き感があるようにも見え、少しつまらなそうに見えます。

当然、私自身が成長して心が荒んだため、そのように見えるのかもしれませんが、少なくとも今の私にはそう見えます。

 

どちらにせよ、昔に比べて演技が下手すぎるというのは事実だと思います。

そういう演技の下手さから、台本ありきの薄っぺらい、上っ面だけのコメントであることがモロばれで、それがどことなく気持ち悪くてテレビを見なくなりました。

 

これが私がテレビを見なくなった一番の理由です。

別に今更テレビっ子に戻るつもりも到底ありませんが、一視聴者としてテレビ業界にアドバイスをするなら、もう少しキャストを本気にさせた方がいいと思う、と言いたいと思います。

 

キャストの皆さんは、コンプライアンスなどを気にして、好きなように喋れなくなったり、委縮してしまっているところもあるかと思いますが、私は「もう一度、コンプライアンスなんて気にすることのない本気のテレビが見てみたい」と心の底から思っています。


さて、今回はここで終わらせていただきます。

今後もこういった趣味のお話や私の独り言をブログに記していきますので、気に入っていただけたら再び足を運んでくれたら嬉しいです。

それでは、皆さんまたお会いしましょう。

さようならー。

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