皆さん、おはこんばにちは。
雨宿時雨と申します。
さて、今回取り上げさせていただいくニュースは、2020年12月22日に起きた
『ニトリの販売商品に発がん性物質が含まれていたため自主回収になった件』についてです。
それでは、早速見て行きましょう。
概要説明
まずは、事件の概要の説明からさせていただきます。
2020年12月22日、大手家具販売会社・ニトリホールディングスが、2016年12月4日から2020年12月16日まで販売していた珪藻土製の商品のうち計9種類の商品に、健康被害の恐れがあるアスベストが含まれていたことを発表しました。
ニトリホールディングスは、アスベストが含まれていたことを受け、バスマットやコースターなど計9種類の商品、約240万個の使用中止を呼びかけ、対象商品の自主回収を発表しました。
なお、対象商品であるバスマット2種類、約170万個には、パッケージに「汚れがひどい場合、表面の汚れを削り落とすと吸水効果が復活する」と記し、手入れ用のヤスリを付けて販売していたとのことです。
ニトリホールディングスは、「ヤスリでバスマットを削ると、アスベストが飛散する可能性があるため、決して削らないでください」と説明したそうです。
また、発表の翌日である2020年12月23日には、対象商品の見分け方を公表しました。
バスマットについては、長方形で溝がある形状、特殊デザインの商品、長方形で溝がないものの3種類のうち、色がグレー、ピンクの商品であれば問題がないということです。
コースターについては、色や柄がピンク、白、ネコ、テラゾーの4種類以外であれば問題はないということです。
いずれの商品も通常通り使用している場合は、アスベストが飛散する恐れはないということですが、商品を削ったり、割ったりした場合は、アスベストが飛散する可能性があるとしています。
更に、発表の3日後に当たる2020年12月25日には、新たに9種類のバスマットやコースターから発がん性の高いアスベストを検出したことが発表されました。
また、今回新たに検出された9種類の商品の他に、現時点ではアスベストは検出されていませんが、同一の中国工場で製造していた5種類の商品についても、念のため回収すると発表がありました。
この発表により、回収対象商品は23日時点での発表から14種類増え、計23種類の商品、約355万個を自主回収することとなりました。
自主回収方法としては、ビニール袋などで2重に包み、テープなどで密閉の上で保管したうえで、店舗に持ち込めば交換または返金に応じるとのことです。
今回の件に関し、ニトリホールディングスの会長・似鳥昭雄会長は、2020年12月26日午後に東京都内で記者会見を開き、「お客様第一を掲げるニトリとしてあってはならないことであり、製品回収に全力で対応してまいります。お客様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」と陳謝しました。
また武田政則社長は、「原材料からなのか、あるいは加工途中なのか、調査をさせていただいております」と今回の原因究明に努める方針を示しました。
ネットの反応
絶対にただで済ませてはいけない案件です。
自分の使ってる商品がどれに該当するのか判別が難しいから、全部回収すべきだと思う。
中国メーカーのせいではあるが、輸入時に輸入する人がアスベスト含有でないか確認しないといけない義務があります。
中国にどっぷりな企業は信用できないね。
お金の面より、どの程度の健康被害があるのかハッキリ示して欲しいです。
どの位の割合で含まれているのか、データを公表すべきだ。
これだから中国製は信用出来ない。
安かろう悪かろうの会社の姿勢が問われます。
今回の件で珪藻土の商品全体のイメージダウンになりそうだが、ちゃんと日本で作ったものは大丈夫だろうから、心配な人こそ少々高くても日本製を買ったらいい。
中国で安く仕上げようとするからこうなる。
私が思うこと
では、ここからは私が思うことをお話していこうと思います。
今回は、あの大手企業のニトリが発がん性物質を含んだ商品を販売してしまったということですが、同じような事件が以前にもあったような気がします。
今回の事件ではバスマットとコースターということで、口に含むような直接的なものではなく、あくまで間接的なものではありますが、それでも使用されている方は不安感が大きいと思います。
私は幸い、珪藻土を使ったマットやコースターは持っていなかったので良かったですが、もし持っていたら不安になっていたかもしれません。
とは言え、意外とこの世の中には、発がん性物質を含むものは多いかと思います。
例えば、食べ物で言えば、マーガリンやカット野菜などは有名な話ですよね。
それでも食べている人は、「美味しい、美味しい」と食べているわけですから、そんなに心配しなくてもいいのかな、とも思ってしまいます。
結局はコメントにもありましたが、「安かろう悪かろう」ということだと思います。
私たちは「できれば安いものを」と探してしまいがちですが、全ての物事には必ず理由が付きます。
「安いものが全ていけない」とも思いませんが、安いのにはそれなりの理由があるのです。
それを考えると、単に企業だけを責めるのもお門違いな気がします。
ただ1つ、企業が責められるべき点があるとすれば、嘘をついたという点ですかね。
記事内にはまとめませんでしたが、ある記事では、『「品質の確認はしている」と説明していたのにも関わらず、アスベストが含まれているかの確認はしていなかった』との記述がありました。
品質の確認をしていると言われれば、「この商品は安心安全な商品である」と普通は誰しもが思うと思います。
しかし実際は、健康被害を被る可能性のある成分の検査を一切していなかったということで、安心も安全も全く確認されていなかったようです。
これを嘘とは呼ばず、なんと呼ぶのでしょうか。
更に、その説明として「検査は委託先に任せており、その検査項目にはアスベストの検査は含まれていなかった。アスベストの検査は他で頼むしかない状況だった」と回答していたらしいです。
いや、そこはお金をかけてでも検査してほしいですよね。
というか何でそもそも、アスベストの検査をしないところに委託したのって話ですよ。
きっと、できるだけ安く仕上げたかったのでしょうが、いくら安く仕上げたって、結局自主回収して返金してたら、企業側だって無意味でしょうし、何より、購入者が危険にさらされてしまいます。
こんな事を繰り返して、もし仮に、今後購入者に何らかの体調不良が出たとしたら、企業側は損害賠償を求めて訴えられますし、そうなれば知名度もガタ落ち、挙句の果てに倒産ということになりかねません。
それを考えると、「購入者の健康のために」というのももちろんではありますが、むしろ、「企業の今後のために」も、そこは意地でもお金をかけるべきところだったのではないでしょうか。
まあ、ただ今回の件は、なんとなく想像はついたような気もしますので、やはり「安かろう悪かろう」なのかなと思います。
まとめ
さて、今回取り上げさせていただいたニュースは、
『ニトリの販売商品に発がん性物質が含まれていたため自主回収になった件』についてでした。
企業側は品質管理を行うのが当然の義務ですが、一方で購入者側も、安い買い物だからと気を緩めず、慎重な買い物をするべきだと思います。
今回の一件でそれが良く分かったかのではないでしょうか。
安全を買うか、手ごろさを買うか、選んで決めるのは、あくまでも購入する皆さんです。
ただ1つ、その値段にはそれ相応の意味がある、ということだけは覚えておいていただきたいです。
私も覚えておきたいと思います。
今回やらかしてしまったニトリさんは、是非今回のことを教訓に、しっかりと品質管理を徹底していただきたいですね。
購入者の皆さんも、企業側の皆さんも、リスクを背負いたくなければ、お金をケチってはいけませんよ?
今回のニュースはこれで終わりです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。
それでは、さようならー
コメント