皆さん、おはこんばんにちは。
雨宿時雨と申します。
さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2021年5月27日に起きた
『茨城から1年半逃げ回った絶滅危惧種の鳥が千葉で捕獲された件』についてです。
それでは、早速見ていきましょう。
概要説明
まずはニュースの概要の説明からさせていただきます。
2019年11月ごろ、茨城県牛久市にある猛禽類を専門で扱うペットショップにて、南アフリカに生息する絶滅危惧種のミナミジサイチョウが逃げ出していましたが、2021年6月5日午後3時ごろ、千葉県白井市内で捕獲されました。
今回問題となったミナミジサイチョウは、主に南アフリカや東アフリカなどに生息する鳥で、その見た目は全身黒色でありながら、のどと眼の付近が鮮やかな赤色をしています。
主食としてヘビ、トカゲなどの爬虫類や昆虫などを食べる肉食性であることから、「草原の掃除屋」とも呼ばれており、アフリカでは家周辺でサソリなどの危険生物も食べてくれる益鳥として飼われている場合もあるそうです。
その体長は大きい個体だと全長130センチ、両翼を広げると約2メートルにもなり、体重が約6キロにまで成長する大きな鳥なんだそうですが、現在、絶滅危惧種に指定されているほど個体数が減少している動物です。
そんな鳥が2019年11月ごろ、7年ほど前から販売するために飼育していた茨城県にある猛禽類を専門で扱うペットショップから逃げ出しました。
逃げ出してから約1年後の2020年8月に何度か千葉県柏市での目撃情報があったものの、それ以降見つかっておらず、それから約1年が過ぎた2021年6月に入ってすぐごろに、再び千葉県柏市や我孫子市での目撃情報が相次ぎました。
この目撃情報を受け、2021年6月4日から飼われていたペットショップの店長など販売店従業員ら3人による捕獲作業が始まり、ミナミジサイチョウを柏市内の農地付近で見つけ、直径約1メートルの網で捕獲しようとしたものの失敗に終わりました。
捕獲作業2日目の2021年6月5日には、鳥類のスペシャリスト集団の協力を得て7人態勢になって、午前4時半から分散して捕獲活動を開始しました。
すると、活動開始から約30分後の午前5時ごろ、昨日と農地付近にてミナミジサイチョウを発見し、捕獲を試みましたが、飛んで行ってしまいました。
しかし、ミナミジサイチョウはあまり長い距離を飛べない性質を持っており、その30分後に約1キロ南の白井市にある下手賀沼近くの農地で再び発見します。
その後、何度か捕獲に失敗しますが、午後3時ごろ、2人がかりで大きな網を使って鳥を追い詰め、鳥に覆いかぶせ捕獲することに成功しました。
店長曰く、「ビニールハウスの横に網を持って待機し、鳥がそこに歩いてきたところ、追い込んでって一気に捕まえました」とのことで、店長はそのまま捕獲した鳥の約1メートルある体を右手で抱え、硬く立派なくちばしを左手で押さえた状態で、約1・5メートル四方のカゴに入れて完全に捕獲しました。
捕獲された鳥は非常に大人しい様子で、捕獲現場を偶然通りかかった千葉県内の女性は「おとなしく抱かられていました。カゴに入れる時もスムーズで、一言も鳴き声は聞こえませんでした」と状況を説明していたそうです。
店長は「世間をお騒がせして申し訳なかった」と逃走や周辺住民に不安を与えたことを謝罪しつつ、「無事捕獲することができて、まずは一安心です」と安堵の声を漏らし、ミナミジサイチョウをペットショップに連れ戻しました。
なお、今回捕獲されたミナミジサイチョウには目立ったけがはなく、体調にも問題はなかったとのことで、目撃情報によると市内の田んぼでカエルを丸のみしたり、時には、ヘビを捕食する様子も確認されていたことから、ヘビやバッタなどを食べて生き延びていたとみられています。
今後は、健康状態や伝染病の有無などの詳細な調査と経過観察を行った上で、問題なければ販売することも考えているということです。
ネットの反応
今回この件で私が驚いたのは、この鳥を売ってるペットショップがあるということだった。
家で飼育できる生き物を制限すべきじゃないかなと思います。
怪我や病気がないか検査した上で丁重に保護してほしいですね。
自然の自由の中で……とはいかなくても、安全で穏やかな日々を過ごして欲しいと思う。
このまま件のペットショップに返還すべきじゃないだろうね。
捕まったのは安堵も有るけど、ミナミジサイチョウにとっては、自然界で伸び伸びと生活していた方が楽しかったりしたのかなと思うと、少し複雑な心境となりますね。
鳥さんが幸せなら良いんだけど、捕まって良かったんだかなんだか…複雑な気持ちです。
絶滅危惧種の貴重な鳥、繁殖可能な環境に戻してあげてほしいですね。
また販売するか考えたいなんて無責任だと思う。
私が思うこと
では、ここから私が思うことをお話していきたいと思います。
今回のニュースは、1年半逃げ回っていた絶滅危惧種の鳥がようやく捕獲される、というものでしたが、まずは何事もなく捕獲されて良かったと思います。
今回捕獲されたミナミジサイチョウという鳥は一応肉食とはいえ、ヘビやカエルといった爬虫類がメインで、人肉を食らうことはないそうなので、そこは安心ではあったかとは思いますが、万が一ということもありますので、人も鳥も建物も、何事もなく無事に確保できて良かったと思います。
しかし、生物の生命力というものは恐ろしいもので、今まで長いこと飼われていても自然で生き延びる術を忘れていないものなんですね。
約1年半もの間、ヘビやカエル、バッタなどを食べて生き延びるとは、野生のタフさは凄いなと感心いたしました。
それを考えると、ペットショップなんかで狭いオリに閉じ込められた状態で生きるよりも、こうして自然の中で生きていた方が生き生きと過ごせて、鳥も幸せなのではないかと思えてきますよね。
実際、アフリカの方では益虫などを食べてくれることから「草原の掃除機」なんて呼ばれて親しまれているみたいですし、鳥にとっても、人間にとっても、自然に返してあげた方がいいのではないかと考えてしまいます。
それにしても、なぜ絶滅危惧種に指定されている鳥が日本のペットショップなんかに置かれているのでしょうかね。
絶滅危惧種なら、なおさら捕まえたり、ペットにしたりするものではなく、自然の中で生きさせた方がいい動物なような気がしますが。
まあ、なんにしてもこれからも元のペットショップが面倒を見るとのことなので、今度は逃がさないようにしていただきたいですよね。
まとめ
さて、今回取り上げさせていただいたニュースは
『茨城から1年半逃げ回った絶滅危惧種の鳥が千葉で捕獲された件』についてでした。
ネットでは、今回のような鳥をペットショップに置いておくことついて、意外と否定的な意見が多くみられました。
実際、今回のように脱走をし、長く生き延びている姿を見ると、”ペット”と呼ばれている多くの動物たちも、自然に返した方がかえっていいのかもしれません。
皆さんは、どう思いますでしょうか。
良かったらコメント等でお教えください。
今回のニュースはこれで終わりです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。
それでは、さようならー
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