皆さん、おはこんばんにちは。
雨宿時雨と申します。
さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2021年1月19日に起きた
『機内でマスクの着用を拒否し、2時間も遅れさせた男が逮捕された件』についてです。
それでは、早速見て行きましょう。
概要説明
まずは、事件の概要の説明からさせていただきます。
2020年9月7日に、北海道から関西空港に向かうピーチ・アビエーションの飛行機内にて、マスクの着用を拒否し、乗務員に暴力を振るい、けがをさせるなどのトラブルになり、飛行機を臨時着陸させるなど、運航を妨害したとしてとして、大阪府警は2021年1月19日に茨城県取手市に住む元大学職員、奥野淳也容疑者(34)を威力業務妨害と傷害などの罪で逮捕しました。
その後、逮捕された奥野淳也容疑者は2021年1月22日に大阪地検に起訴されました。
起訴状などによりますと、マスクを着けていない奥野淳也容疑者に対し、客室乗務員がマスクの着用をお願いしたところ、奥野淳也容疑者はマスクの着用をかたくなに拒否したとのことです。
その際、近くにいた乗客から「マスクをしないまま乗られたら気持ち悪い」などと言われたことに奥野淳也容疑者は腹を立て、客室乗務員に「侮辱罪だ! 謝罪させろ!」などと発言したことを謝罪させるよう大声で要求し続けたそうです。
客室乗務員から再三注意をしたのにも関わらず、その言葉に聞く耳を持たず、とうとう機長からもやめるよう命令を受けましたが、それにも聞く耳を持つことはなかったようで、奥野淳也容疑者は機長から命令を受けたことに逆上し、客室乗務員に詰め寄り、腕をねじり上げるなどの暴行を加え、客室乗務員に怪我を負わせたそうです。
その様子を見た機長は、このままでは安全な飛行ができないと判断し、途中の新潟空港に飛行機を緊急着陸させ、その場で奥野淳也容疑者を降ろしましたが、関西空港への到着は予定より2時間以上の遅れとなり、飛行機に乗っていた100人以上の乗客に影響が出ました。
その後、奥野淳也容疑者は自身のTwitterやブログで「マスク拒否おじさん」を自称し、ピーチ・アビエーションを批判する持論を展開していました。
その中で奥野淳也容疑者は「マスクを着用できないのは、健康上の理由だった」と主張し、民放のテレビ番組にも顔出しで出演していましたが、捜査関係者への取材で「事件後、男性が外出先でマスクを着けて活動していた」と報じられています。
この報道を絡め、事件から逮捕が遅れた理由を、元警察官僚で警視庁刑事の経験も有する澤井康生弁護士は、以下のように話しています。
「事件当時はマスクを着用できない正当な理由の存否が不明だった。仮に健康上の理由でマスクを着用できないのだとしたら、マスクを着用しない正当な理由が認められることになる。そうすると、そもそもの発端となったマスク非着用はやむを得ない行為といえる。しかし、男性がほかでマスクを着けて活動していた事実が判明したことから、マスクを着用できない正当な理由などなかったことが捜査側で確認できたため、今回の逮捕に至ったのではないか」
そんな事件を起こした奥野淳也容疑者は、実は東京大学を卒業していることが判明しました。
奥野淳也容疑者は高校を卒業後、東京大学に進み、博士課程まで一貫して研究生活を送り、比較政治学を専攻していたそうで、事件当時には、明治学院大学で学生たちに論文の書き方を教える『特別ティーチングアシスタント』として勤務していたようです。
実際、勤務先であった明治学院大学には、2020年4月から勤務しており、学生のレポートの添削や指導をオンラインで担当したそうで、勤務態度についても「特にトラブルがあったとは聞いていません」とのことでした。
しかしその実、『特別ティーチングアシスタント』という肩書の非常勤職員、として単年度の契約での勤務であり、今回の事件により、2021年1月21日付で契約解除となっております。
奥野淳也容疑者は、今回の事件の他にも度々同様のことでトラブルを起こしており、2020年夏ごろには東京都千代田区の「三の丸尚蔵館」を訪れ、マスク着用を拒んでトラブルになっていました。
他にも、2020年11月に長野県内のホテルでマスク着用をめぐり宿泊拒否のトラブルとなり、警察が出動する事態になっていたそうです。
奥野淳也容疑者は警察の調べに対し、逮捕された当初は「事実は違います」と供述し、否認していましたが、その後は「認否を保留します」「ブログを見て下さい」などと話しており、事件について黙秘しているということです。
また、取り調べ中も「私はマスク拒否おじさんなのでつけません」とマスクの着用を拒否していたそうです。
起訴後、大阪地検は勾留を請求しましたが大阪地裁がそれを認めず、同日中に釈放となったそうです。
釈放後、電話取材に応じた奥野淳也容疑者は、客室乗務員への暴行や暴言を否定したが、「弁護士と相談し、軽はずみなことは言えない」として詳細な説明は避けたそうです。
一方で「私は『マスク拒否おじさん』なので、取り調べ中も留置場でもマスクをしなかった」と話していたとのことです。
この事件に対し、奥野淳也容疑者の父は以下のように話しているそうです。
「息子はちょっと理屈っぽいところはあるけど、おとなしくて決して殴ったり、暴力をふるったりするような子じゃない。どうも無理やりこじつけて罪にされとるような感じ。
息子が大声を出したと報道されているけど、息子の言葉づかいはむしろ丁寧なほう。
『マスクをしてください』『席を移動してほしい』と何度も言われたけど、息子はそれを断った。ただ、それだけのことでしょう。そもそも、飛行機は席をあけて座るから、そこまでうるさく言わなくてもいいでしょ。
マスクを着用できないことについては、私たちと一緒に生活していた時は、着用できないなんてことはなかったけどね。別々に暮らすようになってから15年以上にもなるから、いまがどうかは分からないけど。息子はツイッターに『健康上の理由』って書いるからそうなんでしょう。
息子が逮捕されたのも、ちょうどコロナで緊急事態宣言になったから、そのための見せしめでしょう。過剰反応だと思う。なんか裏で大きな力が働いているような気がする」
ネットの反応
父親がグイグイ出てくる時点でどんな息子かわかるわな。
子が子なら親も親ですね。
ただ、周囲の迷惑をよそに目立ちたかったりするだけじゃないの?
父からお騒がしてすみませんの一言もないのはいかがかと。
こんなのは同調圧力でも何でもないただのルールとマナーです。
他者を「思いやる心」が全く感じられません。
航空機に乗ったら航空会社の規則に従うのが常識だと思いますし、その規則が嫌ならその航空会社を利用しなければ良いだけ。
しっかりと親は親の責務を全うし、他者に迷惑をかけない人間へなるよう教えてあげなければいけないなって思いました。
公共交通機関を利用してそのルールを守らない事が問題なんですよ。
マスクをしている人はしたいからではなく、社会のルールや周りを不快にさせないためのモラルとしてつけている人がほとんどだと思います。
私が思うこと
では、ここからは私が思うことをお話していこうと思います。
今回の事件は、飛行機内でマスクをせず、大声を上げ、暴力を振るった男が逮捕されたというものですが、単刀直入に言いましょう。
この人は『バカ』です。
いくら勉強ができようと、いくらいいところに就職しようと、ここまでモラルやマナーを守れない人間は、頭の悪い、いわゆる『バカ』と呼ばれる人なのです。
確かに、マスクは嫌です。
息がしづらいですし、顔が見えない分嫌な思いをすることも多いです。
当然、私もできることならしたくないです。
しかし、それで自分だけが感染するなら別にいいですが、他人に感染させてしまうリスクがある以上、モラルやマナーとしてマスクの着用は必要不可欠であり、世の中もそれを求めています。
それは交通機関などの公共機関を利用するなら尚更です。
公共機関では、その場、その場に適したルールが存在しており、各個人が勝手にそのルールを曲げることは基本的に許されません。
そのルールを守れないのなら、その場を使う権利はないものとして、退場してもらうのは当然です。
むしろ、最初から従えないと判断して利用しないでいただきたいですね。
今回の場合であれば、マスクを着用することがルールなわけですから、機長が「降りろ」と命令してもおかしなことはないですし、そこに腹立を立てる義理もないと思います。
ところが、今回の事件では、腹を立てるどころか、暴力まで振るい、全治二週間のけがを負わせたということで、これはもう言語道断もいいとこですよね。
しかも、それを悪びれもせず、自分の判断は正当なものだと主張している、何なら開き直ってまでいると……。
呆れて、ものも言えなくなってきますよね。
本当にどこまでこの人はバカなのでしょうか。
このバカさ加減は父のコメントから見えるように、親からの遺伝か親の育て方が悪かったのでしょうね。
確かに、息子を庇いたくなる気持ちは分かりますが、親なら子どもが犯した失態を代わりに謝り、しっかりと叱るべきだと思います。
それを、こんな息子をここまで肯定して……、こんな親初めて見ました。
正しく”バカ親”という言葉がぴったりです。
本当に「子が子なら親も親」ですよね。
まとめ
さて、今回取り上げさせていただいたニュースは、
『機内でマスクの着用を拒否し、2時間も遅れさせた男が逮捕された件』についてでした。
逮捕された理由があまりにもバカすぎて、ついつい取り上げてしまいました。
皆さんもマスク生活辛いとは思いますが、こんな人にならないように気を付けてくださいね。
それにしても、なぜここまでしてマスクを着けたがらなかったのでしょうか。
健康上の理由でもないみたいですし、他のところでもやっていることから察するに、目立ちたかっただけのような気もしますよね。
今後の動向には少し注目していきたいです。
今回のニュースはこれで終わりです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。
それでは、さようならー
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