皆さん、おはこんばんにちは。
雨宿時雨と申します。
さて、今回も前回ブログ同様、和歌山県3泊4日一人旅の様子をお話していきます!
まだ前回ブログを見ていない方は、是非1日目の話を読んでから見ていただければと思います。
それでは、2日目の幕開けです!
2日目の幕開け
朝6:00。
昨日セットしておいた目覚まし機能によって、スマホから軽快な音楽が鳴り響きました。
曲はしゃろうさんの「しゅわしゅわハニーレモン350ml 」。
”何かが起こりそうな気がする”
そんなドキドキ感を与えてくれる1曲で私は目を覚ましました。
閉まりきっていたカーテンを開けると、これまた綺麗な青空が広がっていました。
非常に気持ちの良い朝の幕開けです。
しかして、朝というのはなかなか眠気が取れないものです。
私は目を擦りながら、とりあえず温泉に入りに行くことにしました。
ここの温泉は朝夕で男女入れ替えになるようで、昨日入った場所とは別の場所になっていました。
とは言え、もちろん温泉のクオリティーはそのまま。
本当に心地の良い温泉です。
そういえば、前回言い忘れておりましたが、このホテル専用のシャンプーやボディーソープがあるようで、洗い場にはそれらが堂々と置いてありました。
私も使ってみたのですが、泡立ち等は普段と変わらずといったものの、匂いが非常に良い香りであり、ずっと使っていたくなるようなものでした。
ホテルの売店に売っているとのことだったので、正直買おうかと思ってしまったくらいです。
是非、このホテルに寄った際には、使ってみることをお勧めします。
ということで、色々な方面から温泉を楽しんだところで、時間も体もいい具合になってきました。
温い温泉から離れたくないという気持ちを抑えながら、私は部屋へと戻りました。
部屋へ戻ったのは6:40ごろ。
ここからが少し忙しくなります。
昨日寝る前に充電していたスマホやイヤホン、それらに使用していたケーブルの類、また脱ぎ捨てていた服をバッグの中へと片付けていきます。
その他にも身支度を済ませ、準備が完了したのはジャスト7:00ごろ。
出かけるにはちょうどいい時間です。
私は片付けた荷物を持って部屋から出ました。
ここのホテルは自動決済機での支払いのようで、操作の仕方に少し困惑しましたが、店員さんに教えてもらい、何とか支払いを済ませました。
そんなちょっとしたハプニングがあったものの、荷物を車に詰め込み、旅の本番、旅行2日目がスタートしました。
高野山
さて、今回の旅行最初の目的地は『高野山』です。
『高野山』と書いて『こうやさん』と読むらしいですが、皆さんも一度くらいは聞いたことあるのではないでしょうか。
日本史や歴史好きにはお馴染みの場所だと思いますが、実はこちらの場所は仏教、中でも空海の「真言宗」が派生したとされる場所なのです。
私も中学、高校時代に聞いたっきりだったので、正直記憶は定かではありませんでしたが、実のところはそうだったらしいです。
そんな場所に何の用かと思われるかもしれませんが、こちらの場所もれっきとした観光名所。
なんと言っても、世界遺産にまで登録されている場所なのです。
折角観光に来たのですから、見ておかなくては持ったないというものです。
ただ、そんなミーハーな心の中にも、見たいと心待ちにしていたものもありました。
それが『奥の院』です。
聞くところによれば、単に”お墓が並んでいる場所”ということですが、写真で見た光景が何とも目を引く光景だったので、どのような場所なのかと少しワクワクしていました。
そんな心待ちにしているスポットもある『高野山』。
白良浜近くのホテルからは車を走らせても2時間半ほど掛かる場所です。
それもそのはず。
高野山は和歌山県の北の北側、奈良県や大阪府に近い場所に位置しています。
一方、白良浜はその逆の和歌山県の南の南側、太平洋が一望できる場所に位置しているのです。
つまりは、高野山と白良浜は丸っきり逆方向なのです。
しかも、前回も言いましたが、和歌山県の北側は多くの山々が連なる場所です。
そんな場所を走るというのですから、時間が掛かって当然です。
私は旅で目指す最初のスポットに期待を寄せながら、車を走らせました。
そんなこんなで、長いこと車を走らせ到着いたしましたのは、先ほどご紹介しました『高野山』。
途中、奈良県に入ったり、和歌山県に戻ったりを繰り返していた箇所もあったため、「本当に高野山に向かっているのか?」と心配になったりもしましたが、無事にたどり着いたようです。
それにしても、流石観光スポットなだけあって、駐車場の数が結構多かったですね。
私は金剛峯寺前駐車場に止めようと思っていたのですが、最初に間違えて高野山入口にある駐車場に止めてしまいました。
最終的には間違いだと気づいて、再度金剛峯寺前駐車場に向かいましたが、行く先々に駐車スペースが設けられていましたね。
料金取られない場所がいいな、なんて思って事前に調べておりましたが、そんな必要はなかったようですね。
ただ、やはり金剛峯寺前駐車場はやはり人気の駐車場のようで、私が着いた頃にはほぼ満車状態。
時間が経って見てみると、全ての駐車スペースは埋まり、迂回している人もいました。
到着時刻9:30ごろと、早めに着いておいてよかったです。
奥之院
まあ、何はともあれ、無事にたどり着いたということで、早速観光していきましょう。
私が最初に向かったのは、一番の目的スポットであった『奥之院』。
こちらは先ほどの説明の通り、多くのお墓が並んでいる場所です。
その墓石の数は、なんと20万基以上にも及ぶとされています。
もちろん、20万基の墓石を狭い場所に並べて置けるはずもありませんから、敷地はかなり広いです。
奥之院の入り口とされる”一の橋”から本宮の奥之院までの道のりは約2キロにも及びます。
そんな2キロの道のりの至る所に墓石が並んでいるのです。
私はその奥之院の入り口である”一の橋”を目指し、駐車場から歩きました。
それにしても、金剛峯寺前から一の橋までは結構な距離があるものですね。
調べて見ると1キロ近くあるようで、徒歩約10分といった具合です。
もう少し近いところに駐車すれば良かったかな、なんて思いました。
そんなことを思っている間に”一の橋”に到着しました。
その名の通り1本の橋が架けられており、その奥には背の高い杉の木が立ち並んでおります。
一目見て、「ああ、ここは本当に神聖な場所なのだな」と感じ取れる、そんな雰囲気でした。
私はその雰囲気に飲み込まれていくかの如く、一の橋を渡り、中へと足を踏み入れていきました。
すると、そこには背の高い杉の木が連なる石畳の道が真っすぐに敷かれ、その道の先々には、今まで見たことのないほど大きな大きな墓石が立ち並んでいたのです。
私は目の前に広がる光景に立ち止まってしまいました。
もちろん、それは恐怖などと言う負の感情ではなく、素晴らしい造形美に魅せられていたのです。
生まれて初めて、本当の意味で”息を飲む”ということを体現したような気がします。
私は思わず「すげぇ」と声を漏らしていました。
それほどまでに、その光景に感動を覚えたのです。
そして、その数秒後か、はたまた数十秒後か、私は我に立ち返り、再び歩みを進めました。
しかし、私はその2キロという距離の間、言葉を発することができませんでした。
本当に見事なまでに綺麗すぎました。
樹齢何百年と立ってきたであろう背の高い杉の木々たち。
そんな木々たちに沿って真っすぐ伸びる石畳。
そこに入り混じるは小鳥のさえずり。
平和そのものと言わんばかりの情景に入り込む数万基の大きな墓石。
あまりにも神聖すぎる場所、決して汚してはならない場所…。
そんな空気感が日本の情緒として現れ、日本人本来の”癒し”が取り戻されたような気がします。
しかして、ここまでの墓石数があると、有名な方々の墓石も多くあります。
ここに建てられている墓石の中でも有名なのは、多くの将軍の墓石がある、ということでしょう。
武田信玄や明智光秀、豊臣秀吉に織田信長…。
まさに歴史好きにはたまらないスポットと言えるでしょう。
因みに、その写真がコチラ。
中でも豊秀秀吉の墓石の面積が一番大きかったように感じます。
流石、天下統一した方の墓石なだけありますよね。
また、多くの企業がこの場所に墓石を建てております。
有名どころだと、パナソニックやクボタ、キリン、シャープ…などなど、それぞれ個性あふれる墓石が立ち並んでいました。
そんなこんなで、写真を撮りつつ、見惚れながら歩くこと約1時間半。
ようやく奥之院前までやってきました。
奥之院前には多くの仏像が並んでおり、その前には水が流れておりました。
水が流れていたとは言っても、川のようなものではなく、手水舎のような感じのものです。
私は写真を撮りながら周りの様子を伺っていると、どうやら並んでいる仏像に水をかけて拝むもののようです。
私も一応、見よう見まねで一体ずつ水をかけ、手を合わせ拝んでみました。
そして、とうとう奥之院へ。
そもそも奥之院とは何かという話ですが、この場所には高野山で最も権威のあるお方、先も説明した真言宗を開いた弘法大師、通称:空海が祀られている場所です。
『高野山』というこの場所自体が、空海の開いた真言宗のためにある場所、と言っても過言ではありませんから、大々的にこの場所に祀られているのです。
奥之院は原則撮影禁止とのことで、写真は特段ありませんが、拝んでまいりました。
拝観料などは取られませんが、拝むのにローソクや線香が各500円ずつの値段で置いてあります。
正直、少し高いなぁ、とは思いましたが、拝観料だと思い、それぞれ払って拝みました。
ということで、後はもと来た道を帰るだけ。
私はこの雰囲気の良い場所を惜しみながらも、次の場所へと向かいました。
金剛峯寺
さて、続いて向かうは『金剛峯寺』。
奥之院一の橋から駐車場へ向かって、先ほどと同様に約1キロ。
流石”金剛峯寺前駐車場”と言うだけあって、駐車場の目の前に『金剛峯寺』あります。
入ってみると、大きな渋いお寺が建っています。
実はこの寺の中に入ることができて、中を見学することができるようになっています。
私は早速拝観料500円を払って、中を見学することとしました。
ただ『金剛峯寺』も奥之院と同じく、原則写真禁止ということで写真はありませんが、お話だけしていきたいと思います。
そもそも『金剛峯寺』とは一体何なのか、皆さんはご存じでしょうか。
私も行くまで全く知らなかったのですが、解説によりますと「豊臣秀吉が亡くなった母のために作ったもの」とのことだそうです。
それを考えると、なかなかに泣けてくるものがあります。
それにしても、中は本当に広いです。
いくつもの部屋が立ち並び、”寺”と言うより”お屋敷”と言った方が正しいような気がします。
しかも、一つ一つの部屋も10畳以上は確実にあるような広さです。
どれだけ広いのか、部屋の数で書き出してみましょう。
まず第一に、最初の受付を通り過ぎると、大広間が2つ、3つとあります。
さらに奥に足を進めると、キシキシと音を立て、それなりの古さが伺える渡り廊下があります。
渡り廊下を抜けると4つほど部屋が並び、それぞれの部屋にはストーリー性のある襖が貼られております。
さらに並んだ部屋を1周する形で裏側へ回ってみると、そこにも部屋が4つほど並びます。
裏側の部屋の襖には綺麗な花々が描かれており、まるで楽園に誘われたような気持になります。
そして、その部屋を通りすぎ、また更に奥へと進むと庭園があり、その前には大部屋がいくつか並び、極めつけは金箔が張り巡らされた金ぴかの大部屋があります。
正直、その部屋を見た瞬間、金ぴかすぎて目が痛くなりましたね。
また奥には、スポーツ選手の合宿でもするのかと思うくらい、大き目な台所がありました。
他にも部屋はいくつかあったような気がしますが、ざっと書き出しただけでもこれだけの部屋数があり、その広さが伺えるかと思います。
これだけの広さのお寺を「母のために」と用意した豊臣秀吉の愛の強さが現れており、非常に素晴らしいお寺だと感服いたしました。
特に、花々があしらわれた襖のある4つの部屋に至っては、あそこで寝ようものなら「本当に天国にいるのでは」と思ってしまうほどの美しさでした。
あんな部屋を用意された母親は本当に幸せ者だと思うばかりです。
壇上伽藍
ということで、豊臣秀吉の母親への愛を再認識したところで『金剛峯寺』を後にした私が、続いて向かったのは『壇上伽藍』です。
こちらも「高野山と言えばココ」というような、高野山のシンボル的な場所です。
こちらの場所には大きな赤い二重の棟のようなものがあります。
それがコチラ。
どうでしょうか。
赤いと言われてここまで赤いとは思わなかったのではないでしょうか。
正直、私もここまで色鮮やかな赤色だとは思っておらず、実際に見た時、あまりに綺麗すぎて驚きました。
ただ、それよりも驚いたのがこの塔の大きさですね。
事前に写真で見た時にはそこまで大きいものだとは思ってなかったのですが、実際は滅茶苦茶大きい塔です。
どの程度大きいのかと言うと、首を極端に上に上げないと上まで見えないほど大きいです。
なぜここまで大きいのかと言うと、実は中に大きな如来像が祀られています。
もちろん、中に入ってその如来像を観覧することもできます。
拝観料は500円になりますが、折角なので中に入ってみることにしました。
すると、やはりそこには大きな如来像が祀られておりました。
非常に大きいもので、大きな塔だと思っていましたが、その像を中心に置いただけで結構いっぱいな感じでしたね。
圧巻でした。
暇つぶし
とまあ、高野山を満喫したところで、時刻はすでに午後2時。
何かしらお腹に入れたいと思いましたが、特段コレと言ったものもなかったので、お土産屋さんなどを見て回って高野山から旅立つこととしましょう。
にしても、高野山にはいくつもの寺院があることもあって、精進料理というのが人気らしいです。
そのおかげか、高野山ではゴマ豆腐が有名らしいです。
私はあまり興味がなかったのでゴマ豆腐自体はいただきませんでしたが、豆腐関連の気になったお土産も多かったです。
豆腐を生地に混ぜ込んだ餅や中に豆腐のジュレを入れた餅、他にもいろいろありました。
非常に面白い商品が多く、色々と気を引きましたね。
ハプニング
そんなこんなで午後3時。
今夜泊まるホテルは紀伊勝浦にあるホテルで、高野山からだと約3時間ほど掛かります。
つまりは、今から出れば午後6時には着く計算になります。
ひとしきり満足もして、ホテルへの到着時間も程よい時間ということで、そろそろ高野山を離れることにしました。
駐車場へ向かい、車に乗り込みナビをセット。
高野山から紀伊勝浦まで行く道のりは2通り用意されていました。
私は短時間な方を選び、高野山での楽しい思い出を振り返りながら車を走らせました。
この後に最悪の事態になるとも知らずに……。
先も言った通り、和歌山県の北側は山が非常に多いです。
もちろん、紀伊勝浦までの道のりも山道を通るほかありません。
私は和歌山県だしな、と思いながら山道を平然と走っておりました。
私は普段グーグルマップを利用しておりますが、グーグル先生の指示に従って走っていると、途中で通行止めになっている道へと指示が出ました。
その道は左右の道で分かれており、グーグル先生の指示である通行止めの道は左の道でした。
流石に通行止めになっている道を行くわけにもいきませんから、私は仕方なく右の道を走りました。
引き返すという方法もありましたが、私はそれなりにグーグル先生を信用していましたので、「別の迂回路を探してくれるだろう」、そう高を括っていました。
車を走らせること約30分。
私はグーグルマップの到着予想時間が減っていないことに気づきました。
おかしいと思いながらも、たまにあるグーグルマップのバグか何かかと思い、取り敢えずしばらく前へ進んでみることにしました。
さらに約30分、出発してから約1時間経過した頃。
やはりグーグルマップの予想時間は変わっていません。
流石におかしいと思い、どこかで止まって確認しようとした時、目の前には信じられない光景が…。
なんと、最初に出発した高野山の駐車場へたどり着いたのです。
何が何だか瞬時に理解できず、私はただただ唖然としました。
状況を理解しようと一旦駐車場に車を止め、グーグルマップを見直すことにしました。
すると、どうやらわざわざ元の位置に戻って、また再度通行止めになっている道へ誘導しようとしていたのです。
いや、通れないんだって!!
流石の私も少しキレましたよね。
神経使う山道を1時間も走って、安くはないガソリンも使って、グーグル先生を信じてきたのに、最初の振り出しに戻され、それでもなお、同じ道に誘導しようとしてくるわけですよ。
この時ばかりはマジでないと思いましたよね。
でも、行かなきゃしょうがないので、取り敢えず2本あるうちのもう1本の道を使うことにしました。
しかし、それもまたトラップ。
なんと、今度は先ほど来た道を逆走する形で走らせようとしており、最終的には同じように通行止めの道を通らせようとしていたのです。
いや、だからその道は通れないんだって!!!
私はめげずに、元の道に戻ろうと来た道を引き返し、グーグルマップを無視して、別の道へ抜けました。
その後、再度グーグルマップに目をやると別の道が選択されたため、「今度は通ったかな」と思い、グーグルマップの指示通り車を走らせると、今度は金剛峯寺前を通る形となりました。
よくよく確認してみると、最終的にはやはり通行止めの道への誘導路でした。
呆れた私は、当分の間グーグルマップは信用せずに、道の看板だけを目印に車を走らせることにしました。
そうすると、何とかループ地獄を本当に抜けたようで、グーグルマップも正常に紀伊勝浦まで誘導できるようになりました。
グーグルマップを信用しすぎてはいけないのだと、今回の件で良く学びました。
ホテル到着
なんやかんやありましたが、無事にホテルへ到着。
結局到着したのは午後7時。
正直、グーグル先生のおかげでイライラしていて、途中のことはあまり覚えていません。
まあ、とにかく無事にたどり着けたので、一旦そのことは忘れましょう。
ということで、今回泊まるホテルは『湯快リゾート 南紀勝浦温泉 越之湯』です。
何となく聞いたことのある人も多いと思いますが、それもそのはずです。
1日目に止まったホテルと同じ系列の「湯快リゾート」ですからね。
調べて見ると、和歌山で一番大きいホテル系列はこの会社のようで、特段意識して決めたつもりではなかったのですが、結果的に同じ系列になってしまいました。
ただ、昨日特段嫌なことがあったわけでもないですから、今回も安心だろうと思いながらチェックインしました。
因みに、今回はしっかりと和室を選んでおり、昨日みたいな落胆する感じはなかったです。
というより、むしろテンション爆上がりでしたね。
和室だと部屋も広く取れますし、何より、部屋の目の前には海が広がってましたからね。
そんな快適部屋だったため、イライラしていた私の心も、「このためにここに来たのだ」と、何とか晴れやかな気持ちに持ち直すことができました。
それにしても、流石漁師町なだけあって、漁港のライトが夜でも光ってましたね。
それが何だかイイ感じに見えました。
夜ご飯
そんなこんなで、気分も持ち直したところで、夜ご飯にいたしましょう。
紀伊勝浦での夜ご飯に関しては迷うことはありません。
私にはもうすでに心に決めていたものがあったのです。
それはもちろん『マグロ』です。
この紀伊勝浦と言ったら、マグロの漁獲量が日本1位の場所ですからね。
ここに来てマグロを食べないなんてもったいない。
ということで、マグロ料理をいただくことにしましょう。
とは言っても、流石マグロの町ですね。
マグロ料理のおいしい店が駅前にずらりと並んでいて、どこで食べるか迷います。
一応、食べログなどを参考にすると、紀伊勝浦と言ったらココ、というお店もあるようですが、定番の店はあまり気乗りしません。
かと言って、あまり評価のないところに行って失敗しても嫌ですし…。
と言った具合で、色々調べて悩んでいたところ、マグロ丼が美味しそうなお店を発見。
その名も「ますだや」さん。
評判もそこそこいいみたいですし、写真も美味しそうですし行ってみることにしました。
行ってみると、駅前に立ち並ぶお店からちょっと離れたところのせいか、あまりお客が入っていない様子。
「失敗したか?」と少し緊張しながらも入店してみると、店主さんが気持ちよく出迎えてくれました。
ココのお店には様々な丼があり、私はオーソドックスに「マグロ丼」をチョイスしました。
そして、何かもう一品食べたいと思ってメニューを見ていると、「クジラの竜田揚げ」なるものがありました。
実は和歌山県では有名な料理の1つで、郷土料理として親しまれてきたものなのです。
ということで、私は和歌山県ならではの食べ物「マグロ丼」と「クジラの竜田揚げ」を頼みました。
そして、こちらがその料理です。
美味しそうでしょ?
実際、昨日の作り置きのようなマグロとは全然違う新鮮なうま味があり、これが本番のマグロかと感動いたしました。
何より驚いたのがクジラの竜田揚げです。
私、クジラの肉自体初めて食べたのですが、多少の魚っぽい臭みはあれど、それは全く嫌な香りではなく、むしろ魚好きの私からすれば、程よいうま味となって帰ってきました。
さらに味付けも私好みの濃さであり、何度でも食べたくなる、そんな病みつきになる一品でございました。
本当に美味しかったです。
ありがとうございました!
温泉&就寝
そんなこんなで腹ごしらえも終わりましたし、ホテルに戻って温泉に入って今日の疲れを取りましょう。
因みに、今回のホテルの温泉は、同じ系列ではあれど昨日とは違う温泉です。
今回入っていく温泉は「南紀勝浦温泉」です。
なので、少しテンションが上がっておりました。
しっかりと体を洗っていざ入湯。
感触としては、昨日のような”ヌルっ””シットリ””すべすべ”というものではなく、”サラっ””つるつる””キュッキュッ”といった具合でした。
また、昨日のような塩気はなく、普通の温泉のような感じでした。
もう少しレビューをするならば、昨日は白濁湯だったのに対し、今回の湯は透明なもの。
しかしながら、温泉らしい硫黄っぽい匂いがあり、これぞ温泉といった具合です。
ただ、昨日のような温さはなく、むしろ少し熱いくらいのお湯加減でした。
そのため、長居はできないかな、という感じです。
こういった観点から、もちろん、どちらも素晴らしい温泉ではありましたが、どちらかと言えば白浜温泉の方が好きだった感はあります。
ただ、この温泉、というより、このホテルの温泉の良さもあって、このホテルには内1つ、露天風呂2つがついており、そのうち1つは海を見ながら温泉に浸かることができます。
そこがポイント高かったですね。
海を見ながら入る温泉がこれほどまでに気持ちいいとは思いもしませんでした。
そんな気持ち良さに溺れて長居をすると、先の通りゆでだこになってしまいますから、上手いこと体をほぐしたところで温泉から出ました。
温泉から上がり、部屋に戻ると、時刻はすでに午後11時を回っていました。
明日は今回の旅の最大のターニングポイントである『熊野古道』散策です。
今回の旅において、明日のイベントが一番の気合の入れどころで、朝も5時半起きとなっているため、前日に無理はできません。
ということで、明日スムーズに出発できるように部屋の片づけと明日の準備を整え、早めに寝ることとしました。
さて、和歌山県3泊4日の一人旅2日目も無事終了いたしました。
2日目は主に空海の真言宗が派生したとされる『高野山』をメインに散策いたしました。
個人的にはやはり『奥之院』が印象深いスポットだったと思っております。
本当に「息を飲む」という表現がここまで正しい場所なんてそうそうないですからね。
非常に良い経験をさせてもらいました。
ただ、他にも『金剛峯寺』や『壇上伽藍』も素晴らしいところだったので、是非皆さんも『高野山』に訪れてみてはいかがでしょうか。
まあ、1つ言わせてもらうとするなら、グーグル先生を信用しすぎると通行止めの道に通される可能性があるので、十分に気を付けてください。
あと、グーグル先生は絶対に許しません。
それでは、次回、和歌山県3泊4日の一人旅3日目の旅のレポートもお楽しみに!
さて、今回はここで終わらせていただきます。
今後もこういった趣味のお話や私の独り言をブログに記していきますので、気に入っていただけたら再び足を運んでくれたら嬉しいです。
それでは、皆さんまたお会いしましょう。
さようならー。
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