皆さん、おはこんばんにちは。
雨宿時雨と申します。
さて、第20回目となる時雨ブログ。
今回の話題は『AKB48の紅白歌合戦落選について』です。
先週の月曜日(2020年11月16日)に2020年紅白歌合戦の出演アーティストが発表されました。
「紅白歌合戦」というと、今年で第71回目となるほど人気のある長寿番組で、新年特番の中でも裏番組で行われている「ガキの使いやあらへんで」、新年明けての「箱根駅伝」と並んで有名な番組です。
番組視聴率は、裏番組の「ガキの使いやあらへんで」と一騎打ちになり、「紅白歌合戦」が50%、「ガキの使いやあらへんで」が50%となるほどです。
つまり、2人に1人が年末に「紅白歌合戦」を見ている計算になります。
そんな人気のある年末特番に今年も有名な人気アーティストの出演が決定している中、11年間に亘って出演し続けてきたAKB48がついに今年落選することとなり、Twitterなどで話題になりました。
正直言います。
正直、この発表にファンの方は落胆したことでしょうが、私はとても嬉しく思いました。
これは別に炎上を狙って発言しているわけではありません。
私はここ数年の音楽業界を「アイドル戦国時代」と揶揄してきました。
私は正直アイドルが嫌いです。
頑張って努力をしていることは分かりますが、歌は下手だし、ダンスもそこそこ。
そんな顔だけで選ばれた人間が、歌が下手なのにも関わらず、歌を歌うことを生業とし、音楽番組に多く出演していることに苛立ちを覚え、飽き飽きしておりました。
私も特段、顔は良くないですし、歌も上手くありません。
ダンスもできないですし、愛想もよくありません。
だからといって、苛立ちや呆れを感じていたのは、「歌も下手、ダンスもそこそこな顔が良いだけのアイドルが、音楽番組に出演していることに嫉妬しているから」というわけではありません。
私が言いたいのは、
ということです。
だからこそ、今年の紅白歌合戦の出演アーティストを見て、少しばかり嬉しく思いました。
今年の出演アーティストは、アイドルのような上っ面だけのアーティストばかりではなく、しっかりと歌の技術が備わっているアーティストが、例年よりも多く出演してくれるからです。
そして、何より感じたのが「アイドル戦国時代の終焉」です。
AKB48というと、アイドルの総本山と言っても過言ではないほど、アイドル界隈の中では非常に位の高いグループだと思います。
そんなグループが今年の紅白歌合戦に出演できなかったのは、「アイドル戦国時代」も幕を閉じたと言ってもいいのではないでしょうか。
さて、話は少し変わりますが、今回の落選でAKB48のメンバーからこんなコメントがありました。
私はこの発言に少しばかり違和感を覚えました。
それは、紅白歌合戦に出演することが「世間に認められた」ということになるのか、ということです。
当然、先ほど先述した通り、紅白歌合戦とは、年末特番の中でももの凄い人気を誇る番組であり、そこに出演するアーティストも当然、その年に流行った人気のあるアーティストが一斉に集います。
でもそれは、世の中にいる全員の総意ではないというのもまた事実です。
例えば、私は今回AKB48が出演しないことを喜んでいますが、その一方で悲しんでいる人もいます。
悲しんでくれる人というのは、正しくAKB48というグループを認めている人に他ならないのではないでしょうか。
私は、よく自分の好きなアーティストさんを「もっと売れていいのではないか」と評価しますが、それはCDやダウンロードでの売上数とか、ライブチケットの売上数とか、そういう意味合いでの「売れる」ではありません。
ましてや、ある特定の番組やライブに固執して、その番組やライブに出演できるくらい有名になってほしいなんて、これっぽっちも考えていません。
私が言う「売れる」とは、
という意味合いです。
その結果、CDやダウンロードでの売上数が上がったり、ライブチケットが売れるようになったり、音楽番組やライブに多く出演できるようになるだけです。
要は、特定の番組に出演するなどは、誰かにその魅力を認めてもらえた時の『副産物』にしか過ぎないのだから、それは二の次、三の次のお話でいいですし、あくまで『副産物』ですから、それができない時もあるということです。
だから、今回のAKB48の落選に関しては、こんなにも悲しんでくれる人がいて、話題にも上がってくるわけですから、「誰かに認めてもらえなかった」というわけではなく、ただ単純に『副産物』が生まれなかっただけだと思います。
AKB48というグループの魅力は、常に誰かには届いていますから、「認められなかった」と認めてくれる人まで全否定せずに、認めてくれるその誰かをしっかりと大切にしていただきたいですね。
さて、今回はここで終わらせていただきます。
今後もこういった趣味のお話や私の独り言をブログに記していきますので、気に入っていただけたら再び足を運んでくれたら嬉しいです。
それでは、皆さんまたお会いしましょう。
さようならー。
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