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三菱自動車のリコール隠しで思ったこと

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皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、今回で第32回目となる時雨ブログ。

今回の話題は大分前のお話しにはなりますが、「三菱自動車のリコール隠し」についてです。

 

大分前もいいところで、一番初めにこの案件が発覚したのは今から15、6年前にもなる2004年のお話です。

 

なぜ、今更こんな話をしようかといいますと、先日YouTubeを見ていたところ、たまたまこの案件の動画が上がってきたためです。

 

私もこの動画を見るまでは、こんなことがあったことすら実は全く知りませんでした。

 

というのも、この事件があったのは2004年ということで、私がまだ小学生の頃のお話です。

小学生の頃の私は、世の中のことなんて全く知りませんでしたし、興味もありませんでした。

なんなら「リコール」なんて言葉も知らなかったです。

 

だから、この当時に何が起こっていたかなんて、全く覚えておりません。

 

もしかしら、私同様、この件について知らない人がいるかもしれないので、経緯だけ簡単に説明させていただきます。

 

そもそもの大前提として、各自動車メーカーは、車に何らかの欠陥があった場合、国土交通省運輸局にその欠陥の報告をしなければならない義務があります。

そして、その欠陥が人命にかかわるような重大な欠陥であった場合、自動車メーカー側から車の保有者に対しリコールをかけることを運輸局に届出る、あるいは、運輸局側から自動車メーカー側に保有者に対しリコールをかけるよう指示をするようになっています。

三菱自動車はこれまで、リコールに該当するような欠陥があったにもかかわらず、その欠陥を運輸局には報告せず、リコールに該当しない軽微な欠陥のみを運輸局に報告するという、いわゆる“二重管理”をしていました。

理由は至ってシンプルで、運輸局に欠陥があることが知られれば、リコールをかけざるを得なくなり、リコールをかければ、当然その会社の信用失墜に繋がりますし、何よりお金がとてもかかってくるからです。

なにせ、欠陥品のまま排出してきた車をすべて“無償”で修理をしなければなりませんからね。

リコールをかけるというのは、それなりの損失を伴う行為なのです。

だから、三菱自動車は今まで築き上げてきた地位や名誉などを守るため、何年間にも亘ってリコールとなる欠陥を隠し通してきたのです。

 

上手いこと回っていた歯車ですが、しかし、事態は一変します。

あるお客さんから運輸局へ「三菱自動車はリコール隠しをしている」とのタレコミがあったのです。

その結果、リコール隠し・二重管理をしていたことが運輸局にバレてしまい、最終的に、三菱自動車はこの件について謝罪し、約60万代以上もの車をリコールすることとなります。

更には、この謝罪後、三菱自動車が販売していた車による死亡事故が多発したことで、謝罪後も隠していたリコールに該当する欠陥が後になって新たに発覚し、欠陥隠蔽の主犯である社長ら幹部が逮捕される事態となりました。

簡単にまとめると、このような事件が今から約15年前に起こっていたのです。

 

率直な感想を言わせてもらうと、残念という気持ちが大きいです。

三菱自動車というと、「デリカ」や「パジェロ」、それからあの有名なスポーツカー「ランサーエボリューション」、いわゆる「ランエボ」なんかがあります。

「ランエボ」なんかは、そのカッコよさから私も欲しい、乗ってみたいと思ったものです。

 

そんな有名な車を輩出しているメーカーが、15年くらい前とはいえ、こんな隠蔽工作をしていたと考えたら、情けないな、もったいないな、と何だか悲しくなってきました。

 

このリコール隠し・二重管理をしていた当時は、運輸局の監査を恐れ、日頃から機密書類を隠すための訓練をしていたそうで、訓練を始めた当初は30分かかっていたところ、最終的には全ての処理を終わらせるのに10分足らずで済むようにしていたそうです。

それも本社だけではなく、各地ディーラー、工場などの関係機関全てを含めた会社ぐるみで、徹底して行われていたそうです。

 

最初は「その情熱を別の場所に注げば良かったのに」と呆れていましたが、話の後半に差し掛かってくると、呆れを通り越して「必死すぎだろ(笑」と笑いが先行するようになり、最後には「よく頑張ったな」とむしろ褒め称えたくなっていました。

 

 

私はリコールに対して、そこまで悪い印象を受けたことがありません。

それは、私自身がリコール対象車に乗ったことがないから、というところが大きいかもしれませんが、その欠陥を素直に報告し、後処理としてしっかりと車を整備してくれるところに、安全や安心を感じることができるからというのも大きいと思います。

 

確かに、リコールをかける、欠陥を報告するのは、人命を守るためには至極当然のことであり、運輸局に連絡するのだって義務なわけですから、やらなければならないことではあります。

だから、その欠陥を報告したところで誰から褒められることもありませんし、むしろ、三菱自動車の当時の想定通り、名誉や信用を失墜させ、金銭的にも会社の価値を下げる起因となります。

 

しかし、そんなリスクがあるのにも関わらず、隠すことなく、しっかりと誤りを認めた上で、その当たり前を全うしてくれた方が、信頼感は高まると思います。

「車」というのは、第一に「人の命を運ぶもの」でありますから、その車に対して、はたまた、会社に対しての信頼感というのは、やはり重要なものになってくると思います。

 

信頼感が重要というは、なにも車に限った話ではないですよね。

取引先との関係はもちろん、会社仲間との関係や友人関係、恋人関係に家族関係……。

この世のありとあらゆる関係、いわば「人と人の関係」には「信頼」というものがもの凄く重要なものになってくるのです。

 

そして、その「信頼」を得るためには、「あまり嘘はつかず、正直に話すこと」だと思います。

 

こんな基礎的なお話、小学生、もっと言えば幼稚園生だって先生に習っていると思いますが、今回の案件ではそれができない大人がたくさん出てきました。

ただ、これは今回の案件だけではなく、正直いろいろな方がやってしまっているような気がします。

むしろ、本当にクリーンな環境でいる大人がいるのだろうか、と疑問を持つくらいには、正直に話せていない人が山ほどいるのではないかと思います。

それを考えると、小学生以下の大人が非常に情けないなと感じるとともに、反省しなくてはならない点でもあると思います。

 

なにも「知っている、思っていること全てを馬鹿正直に話せ」という話ではありません。

当然、話していいこと、話さなくていいこと、話すべきなこと、話さなくてはならないこと、話してはならないこと……などなど、様々な分別があると思います。

その分別をしっかりとつけた上で正直に話せ、というお話です。

 

そして、その最低限のルールとして、「話さなくてはならないこと」という項目に関しては、しっかりと話さなくてはならないのではないか、そういうお話です。

 

今回の案件は、その最低限すらも守れていませんでした。

多分、当時の三菱自動車は目に見える評価ばかりを気にするあまり、お客さんからの「信頼」という目に見えない最も重要な評価を切り捨ててしまったのだと思います。

 

しかし、どんな状況においても「人と人との関係」がある限りは「信頼」が最も重要であることを、この記事を読んでくださった皆さんには、これを教訓として覚えていってほしいです。

そして、「どんな完璧な悪事もいつかは絶対にバレる」ということも、念頭に置いておいてほしいですね。

 

私も日ごろの行いを見つめ直してみたいと思います。


さて、今回はここで終わらせていただきます。

今後もこういった趣味のお話や私の独り言をブログに記していきますので、気に入っていただけたら再び足を運んでくれたら嬉しいです。

それでは、皆さんまたお会いしましょう。

さようならー。

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