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世界の”タバスコ”から見る『初心』の大切さ

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皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、皆さんは辛いものはお好きですか?

 

世の中には様々な辛い料理が存在するかと思います。

カレーやラーメン、麻婆豆腐、キムチにスンドゥブ、明太子…。

挙げ出したらキリがありませんね。

 

これだけ辛いものが世の中に出回っているわけですから、「辛いものが好き」という人がある一定数以上いることは確実だと思います。

かく言う私も、「大好き」とまではいきませんが、それでも辛いものは結構好きな方でして、辛口カレーに辛口スパイスを足したり、辛口カップラーメンを食べてみたりしております。

 

そんな辛いもの好きの皆さんなら、辛くない料理にも辛い調味料を加えることもあるでしょう。

例えば、一味や七味、からし、わさび、ラー油などなど…。

料理によっては辛口の方が合う、香りや風味が合う…などの理由で辛口調味料を足す方も多いと思います。

もちろん、私もうどんには七味を入れますし、麻婆豆腐にはラー油を足します。

 

そうして辛党の皆さんに愛される辛口調味料。

しかして、その中でも飛び抜けて消費量が多い辛口調味料があることを皆さんはお忘れではないですよね。

辛党の皆さんなら必ず一度は使っているあの調味料…。

そう言われて勘づいた方も多いのではないでしょうか。

 

そう、『タバスコ』です。

 

『タバスコ』といえば、パスタやピザはもちろん、ミネストローネやグラタン、オムレツなどなど、多種多様な料理に合う万能辛口調味料です。

その味は皆さんご存知の通り、辛さの中に程よくハマるスパイシーさがあり、それでいて料理の味を崩さない、むしろ、その旨さを格段に引き立てる、そんな何度でもリピートしたくなる調味料です。

その旨さに取り憑かれた人はもうタバスコなしではいられなくなるほどで、中にはショートケーキにすらタバスコをかけて食べる人がいるほど、かなり中毒性の高いものになっています。

 

そんなタバスコをかけてミートソースパスタを食べていた私ですが、ふと我に返ってあることを思いました。

 

「タバスコに似た商品って全然見ないかも…」

 

よくよく考えてみてください。

今皆さんの家にある液状の辛味調味料は何が置かれていますか?

さらに、ピザ屋さんやパスタ屋さんなどに外食した際、液状の辛味調味料は何が置かれていますでしょうか?

 

もちろん、タバスコ以外にもデスソースなどの選択肢があるでしょう。

しかし、基本的に置かれているのはやはり『タバスコ』ではないでしょうか。

 

実際、グーグルやアマゾンで『タバスコ』の商品名である「ペッパーソース」を検索してみると、検索順上位の8割型はやはり『タバスコ』で占めています。

試しに他の調味料で検索してみても、多数の会社が入り交じるばかりで、上位8割以上を同じ商品で占めることはまずありえませんでした。

そうして考えてみると、『タバスコ』のシェア率の高さはかなり異常と言えます。

 

そんな『タバスコ』の異常さに驚愕した私は、『タバスコ』について少し興味が湧き、調べてみることにしました。

 

まず、先ほど少し触れましたが、そもそも『タバスコ』とは『タバスコ』という商標登録名であって、商品名でも会社の名前でもありません。

『タバスコ』の商品名は「チリペッパーソース(ペッパーソース)」で、アメリカ合衆国にあるマキルヘニー社という会社が作っている商品です。

『タバスコ』の由来としては、メキシコのタバスコ州で採れたトウガラシ、名付けて”チリ・タバスコ”で作っていることからだそうです。

 

そんな『タバスコ』は、エドモンド・マキルヘニーさんという方がたまたま見つけたチリ・タバスコの実から果汁を抽出し、蒸留酢と塩を混ぜ合わせてできたものとされています。

そして、そのソースを卸売業者を通して商品化し、徐々に徐々にと実力をつけて出荷本数を増やしていったそうです。

その後、すっかり人気を博したそのソースを『タバスコ』として商標登録化、今では全世界195カ国に輸出される大人気商品になりました。

※ちなみに、『タバスコ』の日本への輸出量は世界一らしいです。

 

そうして世界中で売られる『タバスコ』は、創業から150年以上が経過する老舗の味になっていますが、創業以来ほとんど何も変えずに、今では 1日に70万本以上の『タバスコ』を作り続けているそうです。

もちろん、母体である会社・マキルヘニー社は創業から今に至るまでファミリー経営を続けていますし、そこで働く従業員もほとんど創業以来ずっと同じ家計、チリ・タバスコの農家ですら変わっていないようです。

だからこそ、『タバスコ』はいつまでも変わらぬ味を提供し続けることができるのです。

…と以上のようなことが分かりました。

 

こうして『タバスコ』のことを調べてみると、一家代々の企業努力が垣間見えたような気がします。

もちろん、先代であるエドモンド・マキルヘニーさんが頑張っただけで、そのご子孫さん達がそれを継続させただけ、という穿った見方もできなくはありません。

 

しかして、”調味料”というジャンルは様々な会社が参入しても何ら不思議ではない商品で、サボっていれば後々に廃れてもおかしくはないものです。

そんなジャンルの中で唯一無二の商品を築き上げ、独壇場状態を作り上げるのは並大抵のことではありません。

事実、このブログをご覧頂いている方の何人が何らかの分野で単独トップを張れるか、という話です。

そうして考えるならば、先代の教えを忠実に守り切り、今の今まで独壇場状態を維持するマキルヘニー一家はかなりの企業努力家であることが伺えます。

そんな偉業を成し遂げ続ける『タバスコ』、もとい『マキルヘニー社』は、もっと多くの注目を浴び、もっと多くの称賛を受けるべきだと私は思います。

 

また、今回この『タバスコ』という商品、『マキルヘニー社』という会社から『”当初の想いを守り続け、結果を生み出し続ける』ということを学べた気がします。

今回学べたことを糧に、私も『初心を忘れず』様々なことに取り組んでいきたいと思います。

そうすることで、『タバスコ』のように唯一無二の存在になれるかもしれませんからね。

 

皆さんも『タバスコ』をかける時には、是非本ブログを思い出していただき、『初心が大事』であることを再確認してみてください。

それでは。


さて、今回はここで終わらせていただきます。

今後もこういった趣味のお話や私の独り言をブログに記していきますので、気に入っていただけたら再び足を運んでくれたら嬉しいです。

それでは、皆さんまたお会いしましょう。

さようならー。

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