皆さん、おはこんばんにちは。
雨宿時雨と申します。
さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2021年8月4日に起きた
『ジャングルジムで転落死の妹を暴行し死亡させた兄が逮捕された件』についてです。
それでは、早速見ていきましょう。
概要説明
まずはニュースの概要の説明からさせていただきます。
2021年8月1日、滋賀県大津市内にある自宅にて、小学1年生の女児(6)の腹や背中などを蹴るなどの暴行を加え死亡させたとして、滋賀県警は2021年8月4日、死亡した女児の実兄にあたる滋賀県大津市に住む無職の少年(17)を傷害致死の疑いで逮捕しました。
今回逮捕された少年は、2021年7月下旬ごろから2021年8月1日ごろまでの間、今回死亡した女児の腹や背中などに複数回にわたって暴行を加えており、その後の司法解剖の結果では、内臓の破裂や肋骨の骨折、体中に100か所ほどのアザがあったこと、死因が『外傷性ショック』であることが確認されております。
事件が発覚した経緯といたしまして、2021年8月1日午前9時40分ごろ、滋賀県大津市北大路3丁目にある児童公園にて、「女児がジャングルジムから落ちた」と近隣住人からの119番があったことから判明しました。
ただ実際のところは、近隣住人が女児がジャングルジムから落ちるところを見ていたわけではなく、今回逮捕された少年から「妹がジャングルジムから落ちた」と話を聞かされ、近隣住人が様子を見に行ったところ、実際に女児が倒れていたことから、近隣住人が消防に通報したそうです。
その当時の様子を近隣住人は「駆け込んできた時の少年はかなり混乱していた様子だった。少年と一緒に公園までついていったところ、青ざめて倒れていた女の子がいた」と話していました。
その後、女児は公園から病院に搬送されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
その当時の女児の死因としては、少年の「妹がジャングルジムから落ちるところを見た」という証言もあり、滋賀県警は転落による事故死と発表していましたが、調べを進める中で、死因が『外傷性ショック』であること判明し、滋賀県警は事件性のあるものだとして捜査を切り替えました。
そして、滋賀県警は少年の申告は虚偽だったとし、少年が自宅で暴行を加えた疑いがあるとみて、2021年8月4日に女児の実兄である少年を逮捕しました。
なお、滋賀県児童相談所によりますと、少年の母親は収入などの面から育児が難しいと判断されたため、これまで少年と女児は県外の別々の児童養護施設に預けられていたそうです。
しかし、2021年4月に少年の母親が引き取りを希望したため、2021年4月から初めて3人で暮らし始めたということです。
一緒に暮らし始めてからは、母親の代わりとして少年が妹の面倒をみていたようで、近隣住民の方は妹とボールなどで仲良く遊ぶ姿をたびたび目にしていたそうです。
また、滋賀県児童相談所は少年や女児、母親、学校と月に数回の面会を行っていましたが、家庭内のトラブルについて把握しておらず、その中で母親も「兄がよく面倒を見てくれているし、よくやってくれている。仲は悪くない」と話していたようです。
その一方で、2021年7月21日未明、少年と女児は滋賀県大津市内にあるコンビニに来店しており、不審に思った店員が110番するということも起きていたようです。
通報を受けた滋賀県警は、「夜間徘徊」などとして滋賀県児童相談所に連絡を入れ、連絡を受けた滋賀県児童相談所は「深夜の外出をやめさせるように」と母親に指導を入れました。
その際、女児に目立ったけがなどは確認されなかったため、滋賀県警と滋賀県児童相談所は「身体への危険性はなく、保護の緊急性は低い」と判断し、滋賀県警は少年と女児を自宅に送り届けました。
しかし、「母親はほとんど見たことがない」という近隣住民の声や「夜間徘徊」があったため、滋賀県児童相談所はネグレクトの疑いがあるとみて、できるだけ近い日付で母親との面談をしようと試みましたが、母親に拒まれ、実際に約束ができたのは2021年8月4日の予定だったとのことです。
ただ、今回の事件があったため、滋賀県児童相談所は母親との面談は未だできていないようです。
滋賀県警によりますと、調べに対し少年は「妹の世話をするのがつらかった」「だだをこねるなどした妹にかっとなった」と供述しており、容疑を認めているようです。
今回の件に関して、滋賀県児童相談所は「もう少し早く面会していればという思いもあるが、兄の暴行は想定できず、通告以降の対応はやむを得なかった」「できるかぎりの対応はしていたが、問題がなかったか考えたい」としています。
滋賀県警は、少年が暴行の発覚を免れるため、転落事故を偽装した可能性があるとみて調べを進めています。
ネットの反応
この母親は何のために子どもを引き取ったの?
兄の自由がなくなるほど、妹の面倒を母親から強制的に強いられていたのかもしれない。
妹も可哀相だが、それ以上に兄が可哀想に思う。
私たちからは想像できないほど、兄の置かれた状況は苦しいものだったのだろうと思う。
親に1番の責任があるし、兄が辛かったのは分かるが、流石に100箇所以上の暴行となると、何か違うし同情できない。
兄も妹も母親による被害者だよ。
2人の子どもの人生を台無しにした母親の罪は重いわ。
こんな母親に子供を2人とも引き取らせた児相もおかしい。
私が思うこと
では、ここから私が思うことをお話していきたいと思います。
今回のニュースは、妹を暴行して死亡させた兄が逮捕される、というものでしたが、なんともやりきれない事件だと思いますね。
確かに少年のやった行為は、どんなことがあっても許されるものではありません、
しかし、彼はまだ17歳の少年で、本来だったら華の高校生活を送り、世に言う”青春”を送っていてもいい思春期真っ只中の男の子です。
やりたいことも山ほどあったはずだと思います。
それなのに、3,4か月前から急に母親と暮らすことになったと思ったら、見知らぬ6歳の女の子と暮らすことになったわけですが、夜間外出ですらさせてしまうくらいですから、おそらく母親は、少年と女の子の面倒なんてほとんど見ていなかったんでしょうね。
その結果、何が何だか分からないまま、その子の面倒を見る羽目になったわけです。
これでストレス溜めこまずにいられる人がいますかって話ですよ。
おそらくは、この3、4か月間、分からないまま過ごしてきたのが、なんとなく落ち着いて判断がつくようになったところに、女の子が夏休みに入ってずっと家に居るもんだから、今までのストレスが爆発したのではないかと思います。
実際、7月21日という夏休みギリギリのところでは、暴行の跡が見られなかったわけですからね。
それを考えたら、施設での生活がどのようなものか分かりませんが、こんな訳の分からない生活送るよりかは、最初から施設にいた方が幸せだったのではないかと思ってしまいます。
それにしても、母親は一体何をしていたのでしょうかね。
のうのうと「兄がよく面倒を見てくれている」なんて言ってますけど、本来、母親がしっかりと面倒を見るべきであって、子どもに面倒を見させるものではありません。
ろくすっぽ子どもの面倒が見れる状態でないのに、そもそもなぜ、いきなり子どもを引き取ることにしたのでしょう。
コメントにも書いてありましたが、面倒が見られないなら、引き取るなんて言うなって話ですよね。
もし、母親が引き取るなんて言わなければ、女の子が亡くなることも、少年が犯罪を犯すこともなく、ある程度普通の生活を送ることができたのではないかと考えると、母親の無責任さに胸が痛みます。
児童相談所ももう少し良識持って判断してくれれば、こんな母親に引き取らせるなんて判断は下さなかったのではないでしょうか。
何にしても、少年も被害者の1人と言える事件でした。
まとめ
さて、今回取り上げさせていただいたニュースは
『ジャングルジムで転落死の妹を暴行し死亡させた兄が逮捕された件』についてでした。
世の中、様々な家庭の事情があります。
その中で多くのストレスを抱え、発散できずに過ごしている方も少なからずいるでしょう。
「その状況に全力で我慢しろ」なんて言いませんが、頼れる人がいるなら頼ってもいいのではないかと思います。
今回の事件でいうなら、今までお世話になった児童養護施設や児童相談所、警察など公共機関に相談しても良かったのではないかと、つくづく感じます。
頼った人は何もしてくれないかもしれませんが、周りに知らせておく・話しておく、というのが重要な事なのですから。
今回のニュースはこれで終わりです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。
それでは、さようならー
コメント