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小1男児を児童8人で暴行も学校側は「ポピュラーな遊び」と発言した件について

ニュース

皆さん、おはこんばんにちは。

雨宿時雨と申します。

 

さて、今回取り上げさせていただくニュースは、2021年12月15日に起きた

『小1男児を児童8人で暴行も学校側は「ポピュラーな遊び」と発言した件』についてです。

 

それでは、早速見ていきましょう。

概要説明

まずはニュースの概要の説明からさせていただきます。

2021年12月15日、宮城県仙台市立小学校に通う小学1年生の男子児童1名が時間内に食べ終わらなかった給食を昼休みに食べていた際、同級生児童8人にトイレへ連れて行かれ、胸や背中などを殴ったり蹴られたりなどの暴行を受けていました。

保護者によりますと、被害に遭った児童は受診した小児科で「全身打撲」「急性ストレス反応疑い」で全治4週間と診断されており、被害に遭った翌日から不登校状態が続き、2022年3月15日時点で連続50日、約2か月間以上も学校に通えていないということです。

今回の件に関して、2021年12月16日時点で学校長と担任教師、被害児童の保護者とで話合いが持たれましたが、学校側は保護者に対し「ポピュラーな遊びだった」「遊びの中で起きたこと」「遊びの中で小競り合いがあった」「加害者側もたたかれた」などと説明し、いじめは否定されていました。

しかし、学校側の説明に納得いかなかった被害者児童の保護者は仙台市教育委員会に報告すると、学校側からの聞き取りなどから仙台市教育委員会は校内でいじめがあったと判断しました。

また、仙台市長及び仙台市教育委員会は、今回の件がいじめ防止対策推進法で定める『児童の生命や心身に重大な被害が生じた疑いがある場合』や『欠席日数が文部科学省が指針で定める「30日間」を超える場合』に該当するとして、法に基づく「重大事態」として当たると判断し、学校に第三者による調査委員会を設け、暴行事案の確認などを進めることとなりました。

今回の件を受けて、仙台市長は2022年3月15日の定例記者会見で「発生から相当な時間が経過をしており、速やかに対応しなければいけない事案だと認識している」「いじめや暴力行為は許されざる行為で大変心を痛めている」「事実関係を速やかに調査したうえで、適切な対応をとってもらうよう市教育委員会には求めたい」と話しました。

一方、被害児童の保護者は「すぐに重大事態として取り組むべきだった」「学校には真剣に取り組む姿勢が見られず、対応に不信感を抱いている」「子供や私たち家族が日々苦しんでいる状況も理解できないのか」と学校側の対応を批判した上、「子どもは恐怖で登校できない日が続いている。しっかりと調査し、実態を正しく確認して説明してほしい」と話しました。

なお、被害者児童の保護者は今回の件について警察に被害届を提出したということです。

ネットの反応

事を最小限に丸め込んで、『被害児童や加害児童の将来を守る』という名目で『教員らの身の保身』をしているように感じました。

被害者のメンタルケアもですが、加害者のカウンセリングも必要。

『他人を殴ったり蹴ったりすることが異常な行動である』ということを子どもたちが分かっていないことがかなり問題だと思います。

100歩譲って”いじめ”と気づかなかったとしても、保護者が学校に対して状況説明をしている最中に『ポピュラー』などといい加減な説明をする教師はどうかと思う。

いじめた子も先生も性根が腐りすぎてる。

集団暴行・リンチを愉しむことが「ポピュラーな遊び」とは呆れた。

いじめがポピュラーな遊びってどういう事。

小1で集団で殴る蹴るけるなんて、これから先も繰り返さないか心配。

 

被害者のケアやいじめの原因究明もそうですが、加害者の対応もきちんとしてほしいです。

教師もよく『ポピュラーな遊び』なんて表現使えたな。

私が思うこと

では、ここから私が思うことをお話していきたいと思います。

今回のニュースは、小学1年生の男児に対して同級生8人での暴行を学校側は「ポピュラーな遊び」だとしていじめと認めず、後に教育委員会からいじめと認定された、というものでしたが、学校側は一体どういった基準でいじめと判断しているのでしょうか。

もちろん、当時の様子を全て見ていたわけではないでしょうし、即日で確実に”いじめ”と断定するのは学校側としても難しいでしょう。

ただ、『1対8』という構図を聞いて思い付くのは、やはり『集団リンチ』などのいじめ行為だと思いますし、仮にそのような発想に至らずとも、『ただ事ではない』と思うのが普通だと思います。

それなのにも関わらず、対応した学校側の意見は「ポピュラーな遊びだった」「遊びの中で起きたこと」などという普通では考えられないようなものだったということで、正直この発言を見た時は、あまりにあり得ない回答過ぎて少し笑ってしまいました。

今回被害に遭った男児は『全身打撲』と診断されているようですが、この状況でもまだ学校側は「”いじめ”ではなく遊びの一環」と言い切ることができるのであれば、私は「全身打撲する遊びがどのようなものなのか」「そこまでの大怪我をする遊びを放置していいのか」と問いただしたくなります。

それほどまでに学校側による『ポピュラーな遊び』という発言は常軌を逸してますし、被害に遭った男児の保護者さんが納得いかないのも分かります。

そんな中で教育委員会がしっかりと機能してくれたのは不幸中の幸いだと思います。

あくまで個人的な想像になりますが、学校や教育委員会などの公的機関は、足並み揃えて同じことを口にするイメージがありますが、教育委員会は今回の件について、学校の対応とは裏腹にしっかりと事実確認をした上で『”いじめ”があった』と公言いたしました。

もちろん、「時間が掛かりすぎ」という意見もあるかと思いますが、”いじめ”という内密に処理されがちな事案をしっかりと公言したことについては、当たり前でありながらも認めてあげるべきことであると思います。

それにしても、小学1年生の児童が8人で集団リンチというのは少し陰湿過ぎではないでしょうか。

筆箱や教科書を隠すなどのイタズラに近いいじめなら想像がつきますが、8人がかりで殴る蹴るの暴行を加えるいじめというのは精々中学生に近い年ごろの子がやりそうないじめで、小学1年生にしては少しグレすぎな気がします。

コメントにも書いてありましたが、通常であれば「暴行はいけないことである」と幼少期の頃から叩き込まれるため、まだ思春期に満たない年頃の子はあまり派手にやらかさないイメージがあります。

それを考えると、加害者児童の家庭環境に何らかの問題があるのかと少し心配になります。

加害者児童には反省を促したい一方、カウンセリングなどを受けさせて養育環境などの改善を図っていくなど、周りの大人が寄り添っていただけたらと思います。

何にしろ、被害者児童には早く元気になってもらいたいと思うばかりです。

まとめ

さて、今回取り上げさせていただいたニュースは

『小1男児を児童8人で暴行も学校側は「ポピュラーな遊び」と発言した件』についてでした。

 

『”いじめ”はダメ』と言いつつも、決してなくなることのない課題。

もちろん、なくすこと、少なくすることが望ましい話ですが、感情を持ち合わせる人間である以上は、多少なりとも争いごとが起こる事実は否めません。

ですが、”いじめ”を止めること、咎めることは少なからずできると思います。

そして、その役目を負うのは第一に周囲にいる”大人”たちではないでしょうか。

それは人間の感情から起こった争いですから面倒くさいことも多々あるでしょうが、1人の大人として逃げてはいけないものだと思います。

今回の件では逃げてしまったようですが、今後こういったことが起こった際、学校側にはその役目をしっかりと担っていただきたいと思っております。


今回のニュースはこれで終わりです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

これからもニュースをお届けしてまいりますので、気に入りましたら再度見に来てくださいね。

それでは、さようならー

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